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2011/02/07

努力しても就職できない若者に私たちは何ができるのか 経団連 同友会の調査など

 学研の「学研・進路情報」という雑誌に、法政の児美川さんの表題のインタビューが載っていた。4ページほどのインタビューなので、語りつくしているというわけではないけれども、いまの学生の就活をめぐる問題について、わかりやすくまとめている。ただ、ボク的には、大企業が膨大な内部留保をかかえながら正規を非正規に置きかえる無責任さや、ブラック企業の増大なども、指摘していただきたいところだけれども、こういう雑誌だし、まあ、それは。でも、説明会申込みに、東大でやれば空席があり、法政と書けば満席となることなど、大企業が採用で何をやっているのかは、リアルに書かれている。こういうなかで、大学や教育に何が求められているのかという後半の論述は、リアリズム。大学の格差も広がっている指摘。たしかに、ボクの知っている人の大学では就職内定率が三割台だって言っていた。地方は厳しいと。ここでも、結局、大事なことは、この時代をどう生きるのかということをベースに、キャリアの問題を見つめること。大学中退の問題など、職業と大学の接続の問題だけではなく、大学と高校の接続の問題を考えなければいけないという指摘は結構、重要な気がするなあ。

 就活の問題は、社会的に注目されるようになった。大学の側でも議論が積み重ねられている。これは大事なことだろう。では、大企業の側はどうみているのか。興味深い調査が相次いで出されている。
 1つは、経団連。「産業界の求める人材像と大学教育への期待に関するアンケート結果」。ここで、大企業の側は、採用基準に「主体性」「コミュニケーション能力」「実行力」「協調性」などをあげる。だけど、児美川さんは、それと実際とは違うというわけだ。たしかに、この基準だと、東大と法政を差別しないよなあ。抽象的なことを言うのではなく、本音の採用基準を言うべきだと。

 もう1つは、経済同友会。「企業の採用と教育に関するアンケート調査」結果。こちらも、採用選考の基準として出てくるのは、「熱意・意欲」「協調性」「行動力・実行力」となる。だけど、よく見てみると、出身校不問というのは採用しない(つまり、出身校は問題にする)だとか、留年生は積極的には採用しないなど、先の採用基準とは、ちがう基準が本音のところではあることをのぞかせている。

 大企業は、こういう恣意的な採用をしているのに、リクナビなどを入り口に学生の方は踊らされるわけで…。そういう意味では、企業が雇用を増やすという問題とともに、もっと就職試験そのものが、学生に見えやすい、わかりやすいもになっていかないと学生がすくわれないのはそのとおりだということが伺えるのだけれどね。どうも、そういうことに、大企業が無頓着なのは、やっぱり企業の側は学生を、成長させようという視点などみじんもないということか。
 いろいろ考えさせられる調査でもあると思うけどねえ。

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