「軍事的合理性はない」自衛隊の先島配備 前内閣官房副長官補の柳澤氏
現場の問題は、現場に近い地方紙がおもしろい。
「軍事的合理性はない」自衛隊の先島配備 前内閣官房副長官補の柳澤氏(八重山毎日)抑止力に疑問示す
2004年から09年まで内閣官房副長官補として安全保障を担当した柳澤協二氏(64)が26日までに、八重山毎日新聞社の電話インタビューに応じた。昨年12月に閣議決定された新たな防衛計画大綱は、存在自体を抑止力とした「基盤的防衛力整備構想」から、部隊運用を重視した「動的防衛力」に転換、南西諸島の防衛を重視する内容となっているが、柳澤氏は「そもそも何を抑止するのか」と疑問を投げかけ、先島など島しょ部への部隊配置についても「軍事的な合理性はない」との見解を示した。…
柳澤氏は新防衛大綱について「コンセプトは動的抑止と思うが、そもそも動的抑止に疑問をもっている」とした上で、中国の南西諸島を侵略することを前提にした動的抑止に「ほんとにそういう意図があるのか。中国にしてみれば先島を軍事的に占領する意味はない。ほんとに戦争をする気になれば、米軍施設にミサイルを撃ち込むだけで十分だ。そういうことを考えると、島しょ防衛にどれくらい蓋然(がいぜん)性があるのか」と疑問符をつけた。
自衛隊の先島配備については「生き残り策ではないか」との見方も示し、「私は意味がないと思う。外交的には相手(中国)の外交措置や緊張を高めるというデメリットもある」と指摘した。
与那国島への沿岸監視部隊の配置についても「情報的にどれだけプラスかよく分からない。P3C(海上自衛隊の哨戒機)が一日一回飛んでおり、海上保安庁もパトロールをしている。置いた部隊をどう使うのか分からない。そこは説明する必要がある」と注文をつけた。
八重山毎日は石垣に本社のある新聞社。どのぐらいの部数があるのか。公称は1万6000部だという。ここが、柳澤さんを登場させるのだもの。柳澤さんは、あの守屋が、宿敵として防衛事務次官の就任をはばんだという防衛省官僚だ。防衛省的な軍事論に立ちながも、その議論はわかりやすいなあ。
« 日本人はなぜ戦争へと向かったのか 第3回 "熱狂”はこうして作られた | トップページ | 法務大臣の決断 »
「平和」カテゴリの記事
- 5月15日は(2026.05.15)
- 5月14日と言えば(2026.05.14)
- 高市内閣を「支持する」と答えた人は、61%(2026.05.11)
- 「与那国・石垣・宮古・沖縄島の戦争準備に反対する集会」(2026.05.08)
- 矢臼別 今日の朝日の一面は「日豪、経済安保の協力推進」(2026.05.05)
「政治」カテゴリの記事
- 「国旗損壊罪」などなど(2026.05.16)
- 5月15日は(2026.05.15)
- 5月14日と言えば(2026.05.14)
- 大きな課題(2026.05.13)
- 高市内閣を「支持する」と答えた人は、61%(2026.05.11)
「沖縄」カテゴリの記事
- 5月15日は(2026.05.15)
- 「与那国・石垣・宮古・沖縄島の戦争準備に反対する集会」(2026.05.08)
- 辺野古の新基地にかかわって(2026.04.25)
- 普天間飛行場の全面返還合意から30年(2026.04.10)
- イラン小学校攻撃に米トマホーク使用の可能性 沖縄寄港のイージス艦が発射か 英BBC報道(2026.03.12)


コメント