洋麺屋五右衛門:「変形労働時間制」を廃止
ちょっとうれしいニュース。
洋麺屋五右衛門:「変形労働時間制」を廃止(毎日新聞)スパゲティ専門店の洋麺屋五右衛門などを全国展開する飲食大手「日本レストランシステム」(東京都渋谷区)が、一定期間の平均が法定労働時間(1日8時間、1週間40時間)にとどまっていれば繁閑に応じてその割り振りに偏りがあってもよいとする労働基準法に基づく「変形労働時間制」について、5月からアルバイトへの適用を廃止することを決めた。廃止を求めてきた元アルバイト男性(29)らが28日、明らかにした。
同制度は、就業規則に明示した期間内での労働時間の変形を認めたもの。同社は就業規則に期間を明示していなかった上、時給制のアルバイトにも変形労働時間制を適用し、深夜や休日の割増賃金を支払っていなかった。男性が未払い分の支払いを求めて東京地裁に提訴して勝訴。東京高裁で和解が成立した。…
若者の働く現場では、法律を無視したひどいことが横行している。それは正社員、非正規だけではなく、アルバイトだってそうだ。この変形労働制は、一定期間、明示があるときには、8時間労働を、6時間と10時間というふうに振り替えることを認めた制度だけど、それを悪用して、残業などの割り増し賃金をかすめ取るというもので、それがアルバイトの現場でも横行している。実態は、変形労働の法律要件など全然満たしていないのに、力関係の違いを逆手にとって、おこなわれている。それを泣き寝入りせずにたたかった成果が、”廃止”という形で実ったのだ。すごい!これは当人だけではなく、関係するみんなの成果となるのだから。こういう積み上げが、たぶん社会も、若者の思いも変えていくことにきっとつながる。とってもうれしいニュースだ。
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