シリーズ激動の昭和 総理の密使~核密約42年目の真実~
昨日は遅くまで仕事だったので、録画をしておいたものを今日、観た。うーん。話の展開は基本、去年のNHKの特集と同じ。特別に新しいものがあるわけではない。それなりに、史実に忠実に再現しているのだろうけれども…。
ボクがいちばん違和感を覚えるのは、結局、沖縄返還をもたらしたのがなんだったのかということについて、沖縄のたたかいや、当時、すでに、占領支配が安定的に維持できないほど、アメリカと県民との矛盾が激しくなっていたことへの無関心だ。結局、アメリカは、なぜ、沖縄返還にすすんだのか、そこで沖縄での自由な基地使用を維持するため何を使用としていたのか、それと沖縄の国益とはどうからんだのか。密使という、いわば過去の遺物とも言える外交手法がなぜ犯罪的だったのか、それがその後の沖縄と日本に何をもららしたのか。やっぱり、若泉を肯定的に評価しすぎる。若泉にとって、もっとも悲劇的だったのは、彼の誤りの根源にある本質的な問題に、最後までたどりつけなかったことではないのだろうか。それこそが、いま政治のなかでいちばん問われていることでもあるのだと思うけど。
愚者とはいったい誰なのか。そう問いたいという感想をもったのだけどねえ。
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