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2011/01/19

新人教師の苦悩

 今日の報道ステーションの特集で、「新人教師の苦悩」をとりあげていた。以前、とりあげた自殺した静岡の木村さんのものに引き続く第二弾。1人の新人教員の日々を追っていた。
 朝6時に起き、7時に出勤し、9時半ごろに帰宅し、12時過ぎまで持ち帰り仕事が続く日々。それを見ても、一定の人は、そんなの普通だろうと言うんだろうなあ。たしかに、自分の長男も、長く働いている。ただ、この点は、必ずしも、ふれられていたわけではいけれども、そういう新人教員のしんどさの最大のものは、そのなかで子どもに十分、こたえられていないという思いなのだと、聞いたことがある。ところが、いまの学校の現場には、そういう新人教員へのサポートをする体制も余裕もない。忙しく動き回るベテラン教員、子どものことを職員室で話す余裕もないという現実…。それに輪をかけて、新任研修で膨大な報告書が課せられる。久冨先生が、そういう新人教員をとりまく悪循環について紹介されていた。
 そんな新人教員を支えたのが、やっぱり仲間たち。ここでは、大学の先生(Sさん)と、大学の先輩たちの何気ない励ましから、新人同士、職場のなかでのつながりをつくっていく姿が描かれていた。
 いろいろ言いたいこともあるけれども(もっと教員のしんどさの原因につっこんでほしいなど――ベテラン教師のS先生が登場して、少し語っていたけどね)、大事なことも、それなりにふれていてヒントになる。
 そういう若い先生の取り組みが広がればと思う。そして、それを支えるような職場づくりや組合の運動が必要なのだと思う。そして、教員になっていくうえでの筋道でもある、大学ももっと充実していく(教師教育)必要があるんだろうなあ。
 23日は、教科研で、この問題でのシンポジウムが明治大学である。

 ところで、昨日の新聞で、教師が保護者を訴えたという記事が出てた。保護者の苦情のあり方が異常で、精神的な苦痛を味わい、病気になったというもの。たしかに、教員が追い込まれるような現状がある。保護者や生徒が教員を訴えることがあるのだから、教員が訴えることがあっても当然ということは、あるのかもしれないけど。だけど、親にとっては、学校はやっぱり威圧的な存在でもある。だから、これで、何が解決するのかということは、ちょっと考え込んでしまう。
 当たり前のことだけど、なぜ、もっと教育の現場で解決されなかったのかということのほうが、気になる。保護者のクレームには、必ず何かしらの原因やきっかけがある。それは、さまざまな要因があるが、同時に、構造的なものであることも多い。保護者と教師という個人的な対立を土俵とする裁判で、見過ごされることも多いのではと思うのだ。

 教育をめぐる議論が、もっと活発に、もっと豊かになされるにはどうしたらいいのかなあ。これだけ、親も、教師も、子どものしんどい思いをしているというのに。…

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