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2011/01/27

チュニジアで何が起こったのか?

Img00202201101271805_2 夜は、上智大学でおこなわれた表題のシンポジウムに行ってきた。「民主革命」がすすむチュニジア。日本でチュニジア研究の第一線で活躍する研究者と、もっともチュニジアにかかわるのある元外交官が語るんだから、やっぱり聞いてみたい。パネリストに小野安昭元駐チュニジア日本国大使、宮治美江子東京国際大学名誉教授、福田邦夫明治大学教授、私市正年上智大学教授。さすがに、会場はいっぱいで立ちっぱなし(苦笑)。

 美しいチェニスの街、カルタゴの遺跡。この国の「革命」にどんな背景があるのか。チュニジアは、アラブの国のなかでもイスラム主義とは一線を画しながら、経済発展をすすめてきた。年5%の奇跡とよばれる成長が続き、制度的にも、教育や医療の無償化がかかげられ、複数政党制もとられ、比較的安定した国情と言われてきた。ところが、その実情は、資源のない国は外国からの投資に頼り、対外債務が蓄積し、国有企業は外国資本に買収され、ここのところ格差が急速にひろがり、若者の失業も高い状態だったそうだ。その格差の不満の一方で、政権の腐敗はすすみ、そして国民の運動への強権的な弾圧はすすんでいったようだ。対外をうけもつ軍隊は縮小され、むしろ対国民の治安関係がその何倍にもふくらんでいったようだ。
 もともと教育水準の高い国、若者たちは自由と共に尊厳を掲げて、「革命」をすすめたという。思想的なバックボーンがあるわけではなく、抗議の焼身自殺をした若者の行為に共感し、不正への怒りと尊厳を掲げて、広がった運動に、労働組合が後押ししたような形ですすんでいったようだとも言っていた。

 イスラム主義への壁として、アメリカなど西側の先進国は、この国を戦略的に重視し、同時に、この国を食い物にしていたということか。西側に愛された国という表現がなされてもいた。その目には、豊かに見え、対外関係もよく、安定した国(どこかと似ている)で、難しいと思われていた、民主化が一気にすすんだとも言っていた。これは興味深いなあ。

 今後、どうすすんでいくのかも不透明なのは、事実なようだ。たしかに、受け皿もはっきりしないようだ。
 ほんとに、知らないことが多い。だけど、興味はつきない。知ったつもりではダメだなあ。だけど、日本ではちゃんとした報道はないんだよなあ。いいところも、課題や問題も、ちゃんと知らなければいけない。いろいろ考えさせられ、反省させられるのでもある。

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