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2011/01/19

異常さが日常化する? 沖縄

 沖縄のたいへんな事態は、その後も続いている。というか、日常化しているというのが現実だ。これだけ基地が存在する異常の街では、異常さが日常化するということか。ここ数日でも、嘉手納にいわゆる忍者航空機であるF22が15機飛来している。外来機の訓練による騒音激化が予想される。つまり、いくら沖縄の訓練をどこかに移設すると言おうが、その空いた所にちがうところからやってくる。なぜなら、沖縄の基地には、米本土や他の地域と違い難しい制限がないからだ。つづいてF16がアラスカから予定の倍の16機やってくるようだ。
 高江をめぐっても、緊張した状態が続いている。辺野古をめぐっても、V字型うんぬんの議論が新聞をにぎわしている。こうした基地移転・強化を、県民の願いをふみにじってすすめるために、4月には名護に防衛局の事務所を開設するという。琉球新報は、これを「悪代官」と表現している。問題なのは、こうした基地をめぐる動きと一体に、日米の軍事一体化の内実もすすめらようとしていることだと思う。たとえば、昨日のNHKニュースでは、「新しい防衛大綱で示された離島の防衛態勢の強化に向けて陸上自衛隊は来月、アメリカの西海岸で、アメリカ海兵隊と共に海からの上陸訓練を行うことになりました。小型のボートで海からひそかに上陸する訓練のほか、揚陸艇で砂浜に上陸したあと、車両や人員を陸地に展開する訓練なども行われるということです」と、報じていた。こんなニュースもある。「前原誠司外相とルース駐日米大使は18日、航空自衛隊の次期主力戦闘機(FX)選定で、日本が最有力候補と位置付ける次世代戦闘機F35の性能情報の秘密保全に関する交換公文に署名した」(共同配信)。地方紙をていねいに見ていくと、たとえば、日出生台での海兵隊の演習がおこなわれるが、これは、「昨年2月の訓練では、過去最高の砲撃数、初の白リン弾や照明弾の使用など『沖縄と同量・同質』というSACO(沖縄に関する特別行動委)合意に反している」というものだ。高知では、米軍ドック型揚陸艦「トーテュガ」(1万6千トン)の宿毛湾港寄港があるが、同時期に入る海上自衛隊輸送艦「しもきた」(8900トン)と大分県の佐伯沖などで行う合同訓練の一環であるという。愛媛の松山市北条地区では、軍用機が低空飛行するのを複数の市民が目撃したというが、これは米軍の低空飛行訓練である可能性が高い。基地をめぐる日本の現実をよく見る必要があると痛感させられる。

 国民のたたかいは続く。防衛省は昨年末、名護市に対する再編交付金の2009年度分と10年度分の計約16億円を凍結したが、全国からふるさと納税で名護への支援が広がっていることは心強い。市のホームページを開くとふるさと納税の寄付者一覧とそれぞれのメッセージが添えられている。 この1月から、急速に増え、「菅内閣の交付金カットに抗議し、納税します」「辺野古の海は国民の宝です。基地を造らせないで」。稲嶺進市長を激励する言葉が続く。
 稲嶺市長当選から1年がたつ。記者会見で、「沖縄を説得するのではなく、アメリカに向かって沖縄の基地負担の軽減をもっと真剣に考えてほしいと言うべきだ」「自公政権のときと変わらず、それ以上に悪くなったといわれる状況が続いている。県民が許すはずがない」と力強く述べた。この思いを、全国で共有するような取り組みになればと思う。

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