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2011/01/18

高校生活「やり直し」支援に成果 NPOと学校連携

 チュニジアの事態というのは、いろいろ関心を持たざるをえないよねえ。いろいろ考えさせられる。ボクらは、よく知らない国の問題というのは、知っている知識の範疇で、色眼鏡で見かねないところがある。別に、帝国主義対開発独裁みたいな見方をするわけではないけれども、中東やアラブの国は、たとえば、イスラム原理主義と世俗主義だとか。その世俗主義の進行は、案外、独裁政権がすすめたりするから。それぞれの国には、それぞれの国の発展の道筋があるのはそうだけれども、そのそれぞれの国を見るときに、色眼鏡でみたいするのは戒めなければいけないと思う。今度の問題も、いろいろ複雑な問題はあるのだろうけれども、ITやインターネット、たとえばFBの活用などが報道されている。それが、ほんとうに大きな影響力をはたしたというのならば、一方で、原理主義とは違う、普遍的な価値というものが、上からの強権的な改革でもなく、アメリカ的でもなく、国民のあいだで広がるという側面も、予想以上に大きくなっているのだろうか。いずれにしても、もっと、こうした国のことは知った方がいい。それはまた、世界の流れのなかで、意味をもつできことなのかもしれない。

 さて、地方紙のニュースで、ちょっと気になったもの。

高校生活「やり直し」支援に成果 NPOと学校連携(佐賀新聞)

 不登校やさまざまな悩みを抱える高校生の中退やニート化を防ぐため、さが若者サポートステーション(佐賀市)が高校と連携して始めた訪問支援事業が効果を上げている。学習指導や進路相談などを個別に行って学力や就労意識をはぐくみ、社会生活に適応できなくなるのを未然に防ぐ支援を重ねる。昨年12月までに県内外15校の154人を継続的にサポートし、7割近い106人に復学や転学、就労などの進展があったという。
 厚生労働省が2011年度まで委託する「アウトリーチ(訪問支援)事業」の一環として、本年度から始めた。進路が決まらないまま中退するとニート状態に陥りやすく、年齢を重ねても抜け出しにくいとされる。不登校傾向の生徒や進路選択で悩んでいる中卒学歴者らに、教職員や家族と情報共有して切れ目なく支援し、自立や進路決定のきっかけをつくっている。
 具体的には、高校や家庭から相談があった対象者の心身状態や学習進度に合わせ、サポステを運営するNPO法人スチューデント・サポート・フェイス(SSF)のスタッフがシフトを組んで学習を支援。対象者の興味や関心に応じ、復学や定時制・通信制への進学、「高認」と呼ばれる高校卒業程度認定試験(旧大検)受験などを目指す。進路や就職の相談にも乗り、ケースによっては医師や発達障害の専門家とも連携する。
 これまでにサポステの学習支援室や各家庭で154人を支援。引きこもり状態から就職活動に取り組み始めたり、県外の学校になじめなかった生徒が就労しながら、転学を目指すケースを含め、106人に進展がみられ、9人は高認に合格した。不登校の高校1年生を担当した数山和己さん(25)は「どうやって学び直したらいいか見当がつかない様子だったが、寄り添って得意科目から伸ばすうちに一人でも勉強する姿勢が芽生えた」と話す。
 委託開始前の2009年度にサポステが支援した423人のうち、62%の262人が小学校から高校までの間に不登校などの不適応を経験し、高校中退や引きこもりにつながっていた。SSFの谷口仁史代表(34)は「労働市場からもはじかれて孤立を深める前に、一定の学力や社会にかかわろうとする意識をはぐくむことが重要」とみる。

 サポステと言えば、就職支援のイメージがあるが、実際に、こうしたところが支援している若者の多くは、ひきこもりやニートの状態にある、あった若者だということを、そういう取り組みにかかわっている人から聞いたことがある。そして、いまなお、ニートや引きこもりの問題は、若者の実際の状況下では、かなり深刻な問題として、社会のなかで、家庭など、見えない部分に沈殿している。
 そういうなかで、まだまだ、小さな動きなのだろうけれども(佐賀でもニートは4300人と言われているから)、ネットワークを形成した、アウトリーチ的な取り組みがはじまっているというニュースだ。
 つまり、若者の困難を考えたとき、現実には、就職難の問題への対応というのは、決定的な課題であることは事実なのだけれども、それだけでは、若者のなかにある大きな困難を、すべて解決はできないということも示している。社会の変容や競争的な教育の歪みのなかで、大きな困難を抱え、それが家庭の経済的な問題とも関係しやすい社会状況のもとで、やっぱりこの分野でも、総合的で、継続的な支援が決定的になっている。そういうことを考えさせられる記事でもあった。

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