都の性描写規制案、総務委で可決 出版業界は強く反発
昨日の茨城の県議選では、民主党は惨敗と言われている。かといって、自民党は、前回の45議席から大きく後退している。公認33、系無所属6というありさまだ。かといって、自・民に批判的な革新政党も議席減だ。政治不信は、行き場を失って(?)、結局、無所属に向かった。いろいろ考えることも多い結果でもある。
中央政治は、政局モードだが、どうも主導的に動かしていくパワーがどこにもなさそうな気配。ほおっておくと、閉塞感がメディアによってあおられて、たぶんメディアは大連立を誘導するのかもと感じさせる。かといって、どこも小沢系とは組めないだろうし、とにかく見通しはよくわからない。
目を、東京に転じると、結局、東京でも、民主党は裏切った…。
都の性描写規制案、総務委で可決 出版業界は強く反発(共同通信)過激な性行為を描いた漫画やアニメの販売などを規制する東京都の青少年健全育成条例の改正案について、都議会総務委員会が13日午後、開かれた。民主、共産など3会派が「規制は最小限にすべきで、出版業界の合意が必要」などと意見を述べた後に、賛成多数で可決した。
改正案は15日の本会議で採決され、成立する。
出版業界は「作者が萎縮、創作活動に悪影響がある」「表現の自由の侵害」と強く反対しており、「作品に表現した芸術性、社会性などの趣旨をくみ取り、慎重に運用する」との付帯決議が付けられた。都議会の民主、自民、公明の3会派の委員が賛成、共産、生活者ネットワークの委員が反対した。…
たしかに、子どもをめぐる文化的な環境を心配する声は、小さくはない。そこはちゃんとぎろんすべきだし、納得できるような議論はもっとすべきだと思う。もっともっと、知恵は必要だ。
だけど、何も確証されていない問題に対して、あいまいな基準で、規制することだけをすすめることは、どうなのか。子どもが心配と言うことが、規制の理由として説得力があるとは思えない。出版業界がこぞって反対するのは良心だ。しかも、前回廃案となったものに比して、今回の案は改善どころか、恣意的解釈の余地を広げたと言われる。なぜ、民主党は豹変したのか?
だいたい、子どもをめぐるさまざまな施策の充実をはかろうとしない都政が、なぜ、ここにこだわるのかねえ。正体が見えるようねえ。
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