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2010/12/29

若者の現在 労働

0110092511 随分前に買ったけど、読了していなかった。結構、読むのに時間がかかってしまったために、全部を覚えているわけではない。若者シリーズ全三巻の一巻目で、雇用と労働が切り口。全体として、書き手は、好きなことを言っているという印象。正直言って、一面的な議論が多いけど、ものすごく考えさせられた。
 非正規の拡大など雇用や働き方の切り口なども、新しい分析や資料などもあるけれど、同時に、それだけではなく、若者にとっての働くことの意識、やりがいや能力の問題など。非常に気になる接近もある。そういう若者の労働をめぐる文化的な文脈というか、社会の変容と格差の問題をむずびつけながらの分析なども刺激的。この課題にというのは、若者にとってはもっとも切実な問題。結局、どうするのかは、社会的なルールの合意などを含め、社会を変えていくしかないのは事実。だけど、若者にとっては、それは、自分が何もので、自分がどう生きていくのかということと不可分だから、この社会や世界のなかで、どのように生き、暮らしていくのかを問いかける以外に、解決はしないという面もある。行き着くのは、未来社会像も含めたとても哲学的な話になるのだろうなと考えさせられる。いやはや、刺激的である。が、まだまだ、自分のなかでは未整理なことばかりかな。

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