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2010/12/16

万引き:常習高齢者 3分の2が「生きがいない」…警視庁

 現代における孤立化の問題というのは重要なテーマ。とくに高齢者の孤立化は、「無縁社会」でかなり衝撃を広げた。これはいまの資本主義社会の成熟のありようと無関係でないとすれば、社会的な支援、社会保障のあり方とむすびつけて考えることは必要になってくるはず。そんなことを考えていると、こんなニュースが目についた。

万引き:常習高齢者 3分の2が「生きがいない」…警視庁(毎日新聞)

 万引き事件を繰り返す高齢者の3分の2が「生きがいがない」と感じていることが警視庁の実態調査で分かった。万引き容疑で摘発される高齢者が10年で9倍以上に激増するなか、こうした分析は初の試み。警視庁は「孤立感の解消が高齢者の再犯防止の鍵」とみて、事件で摘発された容疑者に就労を促すなど、社会参加への取り組みを充実させる方針だ。 調査は4~10月、東京都内で万引き(窃盗容疑)で摘発・補導された容疑者の取り調べなどの際、各警察署が実施。6~92歳の男女1070人から回答が得られた。65歳以上の高齢者は119人(初犯61人、再犯58人)だった。
 容疑者らに生きがいが何かを聞くと、「無し」と答えた人の割合は年齢が上がるほど増える傾向にあり、再犯高齢者の「無し」は67.2%と飛び抜けて多く、次に多い「家族」(10.3%)を大きく上回った。初犯高齢者の「無し」は39.3%だった。再犯少年は23.5%、64歳以下の再犯成人は45.3%だった。…

 実は、さらに考えるべきニュースもこのたくさんある。
 たとえば1カ月前にはこんな記事があった。

銀玉映す、高齢者の孤独 定年・独居、パチンコ屋へ(朝日新聞)

 パチンコに熱中するお年寄りが増えている。独り暮らしの寂しさを紛らわせるためだったり、定年後の毎日の退屈しのぎだったり。3年前の規制強化でギャンブル性の高いスロット機が禁止され、客離れが深刻になっている業界も高齢層からの集客に「生き残り」への期待を寄せる。一方で、借金を重ねて大金を浪費する依存症が新たな社会問題になろうとしている。…

 もちろんパチンコ事態をどう考えるかという問題もあるけれども、同時に、高齢者の孤立化に、どう社会は向き合っていくのか。介護保険だって、最初は介護の社会化が目的だったはず。いつのまにか個人の負担が多くなり、社会化はどんどん後退していく。地域の再生は最大の課題だけど、これだけ、経済社会のあり方をベースに孤立化が進んだ社会では、政策として何をするのかは大きな課題でもあるはず。そんなことを考えさせられるのだ。

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