無縁社会と向き合って
今日は、朝から団地の落ち葉拾い(清掃)。うーん、眠いなあ。
昼からは、ちょっと自宅から離れたところでおこなわれた表題の講演会に、相方といっしょに行ってきた。演者は、NHKの蔵端さん。
話の内容は、このブログでも紹介した著作とそんなに変わらないけれど、見ていない、ニュースの枠で放映した映像などの紹介もあって、新鮮だった。時間をかけて聞きにいった甲斐があったかな。NHKは悪いこともしないわけではないが(とくに政治報道)、さすがに優秀な記者もたくさんいて、かなり緻密な取材をして、とても重要な報道や問題提起もしてくれる。とくに社会ネタはそうだ。こういう番組はNHKしかできないでしょう。
さて、内容の紹介は、本を読んでいただくとして、感想を少し。
孤立化という問題は、ほんとうに現代の課題。社会学の世界では「後期近代」などの言い方をするが、こういう社会の変容化の個人化、孤立化と無縁社会は共通した問題でもあるのだと思う。だからこそ、たんに高齢者の問題ではないという受けとめが若い層の間でもされているのだと思う。
こういう実態の問題提起があったとき、それをボクらはどう引き取ればいいのかということを考えさせられる。蔵端さんは、私たちが選択したという言い方をしたが、それは近代社会の成熟、つまり資本主義社会の変容の中で、生まれてきているのだから、そういう社会科学的な分析はやっぱり求められる。そういうなかで何が求められてるのか。
無縁社会は、無援社会だという言い方をする人がいる。資本主義の変容のもとで、社会のありようが変化し、社会的な支援や社会保障のあり方も問われている。いま、求められるような社会の支援のあり方が、まだまだ語られていない。
もう1つは、無縁社会は、誰にも起こりうる問題だけど、誰にも同じように起こるのかという問題。やっぱり、特定の層に孤立化のリスクが高い。ぶっちゃけ、お金持ちの問題だとは思えない。そのことは、やっぱり、もっと語られるべきだと思うのだけれども。
最後に、こうした問題をどう議論したり、共有したりするのか。条件や可能性の広さと共に、特別な難しさもあるような気もしている。このあたりももっと深めたいなあ。
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