子育て世代の生きづらさとは?
今日は、対談のまとめの作業を粛々とこなす。午後は会議。夜は、ちょっとした飲み会。大きな飲み会は、ボクのような性格の人間にとっては、無茶苦茶疲れる。ああしんど。いまから飲み直しだな(笑い)。
その合間に、ある人から、宿題としてつきつけられた、子育て世代の生きづらさというものをどうとらえていたらいいのかということにいろいろ考える。
たとえば、こうした問題を考えるとき、「後期近代」というとらえ方がある。近代社会が、個人の解放をめざした社会であるならば、後期近代は、その個人が孤立した中で生きる社会というとらえ方。別に、ギデンズなどの議論に共感するわけでは決してないけれども、いまの社会を捉えていくうえでは、こうした議論をボクらなりに受けとめて、ボクらなりの議論をつくっていく必要性は感じる。子育て世代の問題の前提には、青年期というアイデンティティをつくりあげていく時期の不安定という問題がある。そこで階層化もされていく。そのうえで、いわば、親密圏をつくって生きていくこの時期には、そういう階層化され、強いられた自己というものを生きていかなければいけないしんどさがあるのかな。それで、社会的には排除されている実態もある。そして、その前には、子育ての環境やシステムが徹底化して、市場化され、個人化されている現実がある。などなどと考える。おそらくボクらの時代から10年ほどたって、大きく変容している、その内容を知りたいところ。
まずは実態をリアルに知ることが大事なんだろうな。そして、制度、実践、ネットワーク。
この世代の聞き取りなどをしたような、おもしろい本があれば、教えて欲しいです。
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