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2010/10/26

日米安保Q&A ―― 「普天間問題」を考えるために ――

2707920 改定から50年をへた日米安保の今を問いかける。Ⅰ章で朝穂先生が、日米安保論、安保の前に思考停止の日本政治を問う。Ⅱ章で、古関、明田川、屋良、前泊、久江、半田という気鋭の研究者、新聞記者がQ&A。ここがおもしろいのは、ありそうな質問に答えつつ、安保の歴史がわかるような仕組みになっている。そこからは、安保の原点が占領の継続としての基地貸与条約(ここに密約としての基地権というものが繋がっているのだと思うけど)という点と、近年、それがアメリカの世界戦略を担って、グローバルな軍事一体化をすすめる同盟という面とがうきぼりになる。
 日米関係の進路を考えたとき、日本外交の自立という課題、平和なアジアをつくる外交という課題と、実際に、安保が、いわば占領の継続(それは集中的には沖縄にあらわれるのだけれども)をどう解決するのかということが出てくる。安保の内容を変えていくという方向と、しかし占領下の特権を手放さないという面との議論が錯綜してしまう。ここをどう考えるのかは、結構、大事な点なのかもしれないなあなどとも考えたりした。
 岩波さんの本だから、こういう本になのだなあと思う本ではあるが、示唆に富む点も多いのであった。

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