米海兵隊が普天間整備計画 移設遅れ・頓挫を想定
ボクのまわりにも、いろいろ生き方をめぐって、小さいもの、大きいもの含めて、波が立っている。なかなか、生きづらい時代である。だからこそ、向き合うべき問題があるときは、しっかり向き合わないとあかんなあとつくずく思う。なかなか、ボク自身も、修行が足りないのである。しゃんとしないとね。
さて、政治の世界でも向き合わなければならないニュースは、毎日、たくさん流される。怒ることのほうが圧倒的に多くて、悲しいのだけれども。
米海兵隊が普天間整備計画 移設遅れ・頓挫を想定(朝日新聞)米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐり、米海兵隊が、移設の遅れや頓挫を想定して、同飛行場に駐機場の建設や滑走路の整備など新たな事業を計画していることが海兵隊が公表した文書で分かった。普天間の「継続使用」に向けた動きの一端とみられる。新型輸送機MV22「オスプレイ」を2012年10月から同飛行場に配備することを重ねて明記し、その運用部隊名も初めて明らかにした。
この文書は海兵隊が9月に公表した「2011会計年度海兵隊航空機計画」。10月から始まる米国の会計年度にあわせ毎年秋に発表している。
同計画は、「普天間代替施設計画に遅れが生じたり、中止になったりした場合に備えた計画」として、滑走路や路肩の整備、駐機場の建設、装備品の保管所建設など五つの事業を明記。このほか、給油施設や下水道設備、排水溝、格納庫などの修理、ヘリパッド(ヘリコプター着陸帯)の建設など計26の整備計画を列挙している。
在沖縄海兵隊では、以前から普天間飛行場の老朽化した滑走路や施設の改修を求める声が上がっていたが、移設計画がある普天間については「移設されるのだから運用に支障をきたすような重要な改修以外は認めない、というのが米側の方針だった」(防衛省幹部)とされる。
この幹部は「移設の先行きが不透明になり『とにかく早く普天間を改修してほしい』という現場の要望が出たということではないか。移設が本当に実現されるのか、現場が懐疑的になっていることの表れ」と分析する。
また、米国防総省報道官が9月に同飛行場への正式配備を認めたオスプレイについては、12年10月から15年3月にかけて計24機を順次配備すると改めて明記。オスプレイを運用する部隊には「第561」と「第562」という二つの「中型ティルトローター中隊」があたることを初めて明らかにした。…
いま普天間では、嘉手納からのダイバートがおこなわれている。沖縄の負担軽減をいいながら、世界一危険な普天間は、いっそう危険と騒音被害にさらされている。なんどもいうが軍事が優先される。
そして、この計画では、やはり普天間基地の強化である。しっかりと、オスプレイの配備も織り込まれている。このどこに負担軽減というのがあるのだろうか。
絶対に許されない動きである。
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