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2010/10/30

「小中一貫教育」問題を問う−−−公教育・学校改革へのすじみち

 今日は、まもなくある職場のイベントの実務的な準備に取り組む。自分の受け持ちの細かい準備。手作りの準備(苦笑)。
 午後から、民主教育研究所の表題の公開研究会。なかなかおもしろかった。
 4本の報告
・政策的にすすめられる今日の小中一貫教育問題の現状と課題…山本由美 (和光大学)
・品川での10年間の経験は何をもたらしたか…染井伴子(「品川の教育改革」を考える会)
・発達階梯論、教育課程論から「小中一貫」をとらえ直す…山崎雄介(群馬大学)
・小中一貫学校の理論的諸問題…神山正弘(帝京平成大学)
 結局、小中一貫というのは、なぜ生まれてきたのかというのははっきりしない。学校統廃合という思惑や、中高一貫がすすまないなかでも多様化の文脈、「教育改革」で支配的な競争原理を、このことによって、中学の教育手法を、早期に小学校に導入していくテコにっていう感じか。
 問題は、なかなか市民的な議論にならずに、地方の主導で、どんどんすすめられていること。品川の話は有名だけれども、全国的にここまですすんでいるとはちょっと驚いた。とはいえ、中高一貫というものは、どういうものをさすのかははっきりしないところもあるようだ。
 そこで、対抗的には大事になっていくのは、初等教育とは何か、中等教育は何か、そのためにどんな学校がもとめられてるのかということなのだろうけど。
 外国の例を米英を中心に紹介された。よく考えてみると、ヨーロッパなどは、さまざまな学校制度がずっと並列していたわけで、かならずしも初等教育や中等教育という区別と学校制度が対応してきたわけではないような気がする。もちろん、並列してきた学校制度は、横断的な一体化がすすんでいるのが現状なのだろうけれど。
 そう考えると、それぞれの国での学校のあり方やそれを生んだ文化的な背景を歴史的に追いながら考えていくしかないような気がするなあ。
 とりわけ、問題が地方発ですすんでいるわけだから、もっと現場発で、問題を提起していくようなことが必要か。いまある学校制度のもとでの学校のいい点の確認や、改善すべきことを、しっかり確認していくような議論と並行しての学校の階梯の役割の議論かな。ここでも、小中を考えていくうえで、高校教育の在り方って結構ポイントになるのかもしれないなあと。

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