米軍犯罪 後絶たず 10・21県民大会から15年
そう、もう15年の月日が経ちます。あの事件の関係者の含め、悲劇は、悲劇のまま続いています。
米軍犯罪 後絶たず 10・21県民大会から15年(琉球新報)少女乱暴事件をきっかけにした1995年の10・21県民総決起大会から21日で満15年を迎えたが、県・県議会などの再発防止の訴えや米軍当局による綱紀粛正の取り組みにもかかわらず、依然として米軍構成員による犯罪は後を絶たない。県警は飲酒絡みの犯罪防止に対策を強化するが、今年の摘発件数は既に09年1年間の発生件数を上回る。米軍当局の防止策も一過性のものにとどまり、効果を上げていない。
県警のまとめによると、少女暴行事件のあった95年、米軍構成員(軍人、軍属、その家族)による犯罪摘発人員は62人。一時減少したものの2003年には摘発人員が133人と95年の2倍以上に悪化した。その後も毎年95年当時とほぼ同等の人員が摘発されている。…
15年前の今日は、東京では、たしか明治公園での集会があった。ボクもそこにいたのだと思う。そういう記憶がある。
安保の体制は、沖縄の基地集中という構造のうえにある。72年の返還は、その矛盾を顕在化させるものだったはずだ。だが、実際には、そのことは十分に問われているというわけではない。もちろん、沖縄だけではない、基地被害は、各地にある。
いろいろ記事をくっていると、「沖縄にいたのだから、2、3回レイプしないと帰れない」という発言などにも出会う。日本の基地の構造はやっぱり、どこまでも植民地的であり、その根底には、世界にもほとんど存在しない、安保条約による基地貸与の規定があるのだろうと思う。
そういう構造に思いをはせながら、今年の沖縄のたたかいを見つめたいと思ったりもする。
« 黄金の豚 | トップページ | 貧困率公表1年を迎えるにあたっての会長談話 »
「平和」カテゴリの記事
- 「外国人優遇」はデマ 参院選で広がる排外主義に複数団体が反対声明(2025.07.08)
- 前衛8月号ができています。(2025.07.07)
- 歴史学者が憂える政治家の認識 歴史修正主義に甘い日本(2025.07.02)
- 「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」(2025.06.25)
- 沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う(2025.06.22)
「政治」カテゴリの記事
- 寄宿舎の「復活」訴え行進 那須特別支援学校の卒業生保護者ら 「寄宿舎教育を生かして」(2025.07.20)
- 日本に「排外主義」が広がった?否定した研究者が求める外国人政策(2025.07.18)
- 学習塾代が高騰、難関校狙う高所得層が押し上げ 中小淘汰で倒産最多(2025.07.17)
- 追いつめられる子どもたち 「あなたががんばれ」が生んだ緊張と不安(2025.07.15)
- 世界を操る「あの勢力」…ライトな支持層は知らぬ参政党の歴史観(2025.07.14)
「沖縄」カテゴリの記事
- 博士課程への生活費支援「日本人に限定・留学生は除外」が国益を損なう理由。そもそも“給与が出る”世界のスタンダードから日本は劣後(2025.07.10)
- 「被害証言に高度の信用性」米兵による性的暴行の事実認定 那覇地裁が懲役7年判決「生命の危機が生じかねない」(2025.06.25)
- 沖縄戦を指揮した牛島司令官の辞世の句、日本軍中央が改ざん 沖縄での劣勢報告も 本土決戦へ戦意高揚狙う(2025.06.22)
- 那覇市議、疎開記述に誤りがあると持論 対馬丸記念館の展示に 館長「間違っていない」(2025.06.12)
- 前衛7月号ができています。(2025.06.09)
コメント