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2010/10/24

新しい福祉国家の姿を展望する-社会保障憲章・基本法の提起を通じて

Img00164201010241339 今日は、午前中と夜は、家で、地域の作業をして、昼に表題の集会に。福祉国家と基本法研究会が主催。
 研究会は、あくまで研究者と実践家の個人加盟のもので、なにか運動を拘束するようなものをつくったのではない。個人の立場からの問題提起というのがスタンスだという。この問題提起を議論して、それぞれの運動が、それぞれの方法で、運動をつくっていってほしいというのが提起の趣旨だという。それはそれで大事なのだと思う。

 提起された内容は、社会保障憲章の原案と、基本法の原案。あくまで基本的な理念とか、考え方、あり方が中心。以下、個人的な感想を述べれば、その理念というのは、共感できるものだと思った。
 結局、社会保障の理念なき政治の有り様を変えるというのは、国家そのものを変革することに通じる。いまのいわば資本主義の国家をどう変革していくのか、この課題は、国家論という点でもよく考えなければいけないというような印象を個人的な問題意識としては、ちょっと考えた――あまり本筋の話ではないないだろうか。
 発言などでも、そうだけれど、実際の実態は、きわめて深刻だ。自殺、孤独死、餓死…。それだけに、当事者にかかわる運動からみれば、こういう提起は切実なものに違いない。そうだけれども、実際には、それが政治的な力関係を変えることと一体に進まないとどうしようもないという面もある。ビジョンというのは、社会が前向きに動こうとしているときは、力を発揮するけれど、社会が逆向きに押さえつけられようとしているときは、また違った議論も必要になる。政権交代の前後に求められたことと、また、いま、そういう反動を再び押し返そうというときに求められるものは、同じなのか、違うのか。ちょっと、気になる面でもある。
 憲法があればいいという人もいるけれど、基本法の要求そのものは、十分に考えられる課題だと思うけれどね。教育基本法だってそうだしね。ただ、要求が切実だから、どうしても、あれも、これも、という要求がでてくる。これがない、あれがないとなりかねないような危惧ももつ。理念や考え方を示すということが、基本でいいんじゃないのかなあ。それを具体的な法案まだする必要があるのかどうかは、ちょっとよくわからない点。

 一方で、実際の運動、もっと幅広いものになていかねくてはいけない課題でもあろうしね。そういう広がりの可能性もどうつくっていくのか。

 ただ、みんな一歩ふみこんだ議論がほしいと思っていただけにね。どんどん、議論が深まっていくのはいいことだと思うし、もっといろいろな立場から、ハッとするような議論が提案されればいいなあとも思う。これから、どんな議論になっていくのか。大いに注目はしていきたいと思うところでもある。

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