子ども・若者支援-教育と福祉が出会うところ
昨日の夜は、文化学習協同ネットワークのNPO10周年記念シンポに。昼に続き、ここでも湯浅さんが(笑い)。佐藤洋作さんと竹内常一さん、綿貫さんと。まず、若者支援にとりくむ佐藤さん、湯浅さんから若者の実態。若者の生きづらさ、しんどさや排除について。それを教育の現状から竹内さんがコメント。後半は、支援をどうするか。受けとめられるということから、声を出していくことにどうつあなげていくのか、若者が崩壊したと言われるアイデンティティを、もう一度しっかり再建して、生きる方向をどうつくっていけるのか。そこでも、社会のネットワークのなかで、学校や教育の課題は浮き彫りになるのだろう。パーソナル・サポートではなく、パーソナル・ソーシャル・サポートをという竹内さんの指摘はなるほど。そう考えると、支援の現場での専門性を担保していくために、どうネットワークをつくっていくのか、そこでの学校の位置というのも考えさせられる。だんだん、話がもりあがってきたところで、時間切れ。
困難にいる人を支援していくシステムをつくり機能させていくのは、言い換えれば、そういう一人一人を大事にする社会を実現する課題は、やっぱりとっても困難な課題。でも困難さに目を奪われるのではなく、長いスパンで、どう岩盤を砕いていくのか。そこで運動の質も、力も問われるかけで、そういう粘り強さと気構えと、かな。
シンポのあと、飲みにいくぞって声をかけられて、1時間ちょっと、飲みに。結局、シンポのパネラーたちといっしょだった(苦笑)。いろんな人と話ができておもしろかったけど、某新聞社の記者さんと、おしゃべりができたのがうれしかった。とても尊敬する記事を書く記者さんとはじめて話をして、それだけで充実した時間でした。
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