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2010/10/23

誰かボクに、食べものちょうだい

9784406053945l 赤旗にのった連載をまとめたもの。新聞連載当時は、いつも、パラパラと読む程度だったけど、まとまって読んでみた。とても、まじめに、子どもの貧困と向き合ったものである。舞台を保育所や学校からはじめて、養護施設へと広げていっている点もいい。とてもいい本だということを前提にだけど、読後、もう1つ物足りなさが残った。いろいろ考えたけれど、それは取材が、やっぱり、その対象のある時点での取材に、とどまっていることにあるからなのだと思う。新聞取材の限界だろうけれど。となると、どうしても、経済的な貧困面だけ、その深刻さだけに、話が集中してしまう。もちろん、浅井さんも言っているように、それがこの問題の基底的なものであることは間違いないのだけれども、同時に、子どもの貧困の深刻さは、それが継続的であり、発達の歪みなどの形で、その後の人生に決定的な影響を与えることにある。そして、貧困が孤立を生み、”welbeing”などの点で、子どもに大きな影響を与えるということもある。関係性の貧困である。その貧困が、成長と自立への決定的な影響を与えるわけだし、そういう関係性の重視した、学校や施設での実践が、希望をつくることにもなる。もちろん、他のさまざまな要素とからみあうわけだけれども。
 そして、社会が子どもの貧困に向き合うときに、何が大事なのか。政治の転換を促すのは、国民自身である。その点での課題などもしっかり整理して、国民的な議論がすすんでいけばいいと思う。

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