“戦力にならない”若手社員はなぜ増えた?
うーん、いろいろ考えさせられる。頭を抱えつつ。一方で、就活が学生に過酷な負担を強いているという現状がある。そして、その就活の有り様そのものが、かなり、不毛であったりする。しかし、その内実を見ていくと、また違った問題も浮き彫りになるということか。
“戦力にならない”若手社員はなぜ増えた?成熟経済下の日本に求められる「新しい教育」の姿 ――東京大学 本田由紀教授インタビュー(ダイヤモンドオンライン)「最近の若手は戦力にならない――」。こんな厳しい声が多くの企業から聞こえてくる昨今。その原因はとかく若者ばかりに求められがちだが、決して彼らの責任のみに帰して片付けられる問題ではない。「日本の教育システム」と「日本企業の古くからの体質」にこそ問題の本質がありそうだ。そうしたなかで東京大学・本田由紀教授は、「職業的意義を持つ教育」が問題を解決するための鍵であると説く。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 林恭子)
企業や教育機関は自ら変革を怠る一方で、
若者へ「過剰な期待」をしていないか――多くの職場で「若手社員の能力不足」が指摘されている。若手社員にしてみれば、学校教育をサボったわけでもないにもかかわらず、批判されるのは心外かもしれない。なぜ、これほどまでに、彼らの能力不足が叫ばれるようになってしまったのだろうか。
90年代以降、世界的に経済構造が変化し、日本経済は短い回復期はあったものの、基本的には20年近くゼロ成長やマイナス成長が続く厳しい状況下にある。その背景には、それ以前の日本社会がキャッチアップ型モデルで経済成長をしてきたために、新しい需要の創出やイノベーションを起こす企業の力に弱点を抱えており、それ以後の変化に対応しきれなくなって苦渋を舐めているという側面がある。そうしたなかで、若者に対する要求水準だけが、一定の経済成長が達成されていた時代よりもずっと高まっている。
しかし企業側は、一部で成果主義などを導入してきたたとはいえ、“過去の体質”を引きずったままだ。企業自身が構造的な変革を行わないにもかかわらず、若者にはスーパーマンのように万能な力を期待するという“無い物ねだり”的な発想が、現在の「若手社員への過剰な期待」と「能力不足への指摘」につながっているのではないだろうか。…
つまり、企業は人を育てなくなった。しかし、若者への期待は大きい。ところが、大学はそんな準備などさせていない。すべて、若者の自己責任にされ、若者がふりまわされる構図と言うことか。
本田さんの主張は続く
・抽象的な「生きる力」ではなく、手触り感のある「柔軟な専門性」を
・新しいタイプの「専門大学」によって職業的意義のある教育を提供する
・15歳でも自分の道は選べる!求められる多様な専門高校の設置と課題
・「地味でも安心して働ける」ために企業側に求められる雇用形態とは
半分ぐらいは同意かな。
でも、やっぱり、まず教育がしなきゃいけないことは、学生たちが社会に出て、そこで、生きていけるようにすることだろう。そのときに、自分が生きる社会とは、会社とはどういところなのか、どうすれば生きていけるのかということをもっと幅広く知っていなければいけない。そう考えると、本田さんの話は、ちょっと狭いような気もするけれど。
大企業が、非正規を組み入れて、採用を絞り込む問題や、働かせ方そのものも、ブラック化しているという問題もある。
そういうこともトータルに考えながら、本田さんの議論をどう位置づけるのかということなんだろうけれどもねえ。
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