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2010/10/31

若者の教育・就労支援 Part2 -日本における若者支援と高校教育の課題-

 今日は日高教の校教育研究委員会の表題の研究会。3連チャンに、同じ場にいた人も多数。お疲れ様です。
 だけど、今日は、本田由紀さんの2時間(普通の人なら3時間だね)のたっぷりの報告で。その報告が刺激的だから、議論の弾むこと、弾むこと。ものすごくおもしろかったですね。
 本田さんの報告の前半は、社会変化の見取り図、そして仕事(雇用)をめぐっての変容。これは、いつもの基本的な話。で、内容は略しますが、あとの議論との関係では、実はここを共有できるのかどうかがポイント。
 後半は、高校教育の現状の分析のなかで、専門学校の意義に光をあているもの。これは、新しいデータにもとづいたもの。教育社会学会の報告で、
http://ci.nii.ac.jp/els/110007635092.pdf?id=ART0009453827&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1288533464&cp=
 というものがあるのだけれど、あまり勉強していなかったので、とっても新鮮だった。
 もちろん、これで、十分な実証であるかということになると、いろいろ議論しなくっちゃいけないし、アンケートを軸としたものなので、実際の本音や実態との関係ではよく考えていかなければいけない問題でもあるのだけれど。

 刺激的な議論だから、いろいろな人からいろいろな議論がでる。
 ボクの感想としては、
 やっぱり若者の不安定(それをつくりだす、社会の変容)から出発しての、本田さんの議論の組み立ては、圧倒的共感だね。従来の学校観、教育観を基礎に、高校教育を論じるとき、そこからは、どうしても実際の若者が消えるんだよね。だからこそ、もっと、若者の生の声や姿に接近した研究は必要だろうね。
 テーマは、高校教育の在り方だから、どうしても制度をどうするかということが議論になる。本田さんの発想も、制度を変えるというもの。ただ、いま問われているのは制度なのだろうか?
 制度論を論じる限り、結局は、制度いじりになってしまう。まず、高校教育の在り方をというような実践に焦点を当てることってとっても大事なのじゃないのかな。専門学校を含め、そういうとりくみってたぶん結構ある。高校そのものの有り様に光をあて、その積み重ねのなかで、制度を問わないと、うえからの改革になってしまう。正直、高校の先生の発言を聞いていても、実は、若者の実態からの乖離がある。高校の取り組みそのものを変えるような動きがないとうまくいかないのだろうなと思ったり。それは結局は、教育課程づくりであり、学校づくりである。それを保障するような、教育の自由を基礎とした、教育の営みをめぐる、制度の有り様でもあるのだろうけれども。
 いやはや、おもしろかったなあ。

 そろそろ、ドロドロした、政治の課題にも集中しなければいけないのだけれども。

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