ルポ生活保護
今日は、若い人相手の一日仕事。いつものように、うまくいった感じはしないけれどもね。でも、疲れたあ。ひたすら疲れた。はあ~。
北海道新聞の釧路支局につとめる著者が、生活保護の実態を追う。そもそもの制度の成り立ち、その背景にある日本における格差と貧困の実相、そのもとでの生活保護の実態、問題や課題、そして、そのもとで、釧路など各地でとりくまれる、生活保護本来の役割をはっきするための、一人一人によりそった自立を支えるとりくみ、社会的に排除された人をふたたび社会に包摂していくとりくみの現状や、実際にかかえる限界、課題などを追う。そして、貧困の対策のための生活保護とともに、総合的な支援や政策のあり方を提言している。
けっこうしっかり取材し、書いている。生活保護をめぐる誤解や偏見をていねいに解きほぐしてくれるものになっている。そして、何よりも、読んでいて引き込まれるのは、その自立を支えるとりくみの部分。生活保護受給者が、中三勉強会の講師になって、生きがいを取り戻していく。そこにあるのは、”希望”だとつくずく思う。
でも、現実には課題が多い。地方に押しつけられ、地方は財政難から、効率化を目指す図式は変わらない。っもちろん、この数年間のなかで、改善され、拡充されたことも少なくはない。けれども、問題は、この制度を中心に、社会保障というものが、人を人として尊重する、大切にする社会をつくるためのものだとう考え方にもとづいておこなわれるものにしていくことなのだろうけれど。法的にも(仕組みも)、それを支える人や体制も、その実際のとりくみの隅々まで広がっていくことのだろうけれども。
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