IRIS
IRISの最終回でしたね。うーん、終わり方は日本の8チャンネルみたい。結末は知ってたけど、それでも、消化不良。
でも、日本のドラマとの違って大きいじゃないですか。そのそも”北”の描き方。これは、映画でも少なくはないですよね。国家をめぐる、権力闘争のとらえ方。日本は、やっぱり、無邪気っていうか、すごく、権力と国民の一体感、親和性が強まっちゃってますよね。それをどう考えればいいのかは、単純なことではないのだろうけれども、どういうことなのだろうか、などなど、不思議な感覚で、ドラマを見つめているわけで…。
話は完結していないので、思いめぐらいしても、なかなかね(笑い)。
さて、日本では、いろいろな事件がありすぎる。91歳の父親の死体をタンスにつめていた事件――ボクは、娘が、介護に追われていた日々を考えてしまう。ならば、父親が死んで、その年金を頼りにせざるをえなかったのは、許されないことではないけれど(支援があれば、生活保護をうけれたわけで)、何かやるせない。母親の、小学5年の息子を殺した事件――事実はよくわからないけれども、「これでよかった」という言葉の背景を悲しくうけとめてしまう。そして、中学1年生の始業式の日の、自殺と思われる事件――学校が始まる日の自殺かもしれないその日は、やっぱり悲しい。そんな受けとめに、批判もあるだろうけれども。家族や、個人で、背負いきれない悲しみや、辛さが、そこにはあるように思えてならない。
息子に、「何が生きがい」と問われる。「世界の人が、安心して、生きれる社会をつくること」ってえらそうにいう。それはえらそうな言葉だけれども。やっぱり、そんなことは考えたいなあと、思うのだけれども。
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