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2010/09/23

ノンエリート大学生に伝えるべきこと

New 最新の『日本労働研究雑誌』に居神浩さんが書いた表題の論文が話題になっている。サブタイトルに「――『マージナル大学』の社会的意義」とある。ようは、90年代の大学の規制緩和によって、高等教育が「計画の時代」から「市場の時代」に変わり、大学進学率が50%をこえて、これまでこなかったような認識・理解という点での発達と他人との関係という点での発達の遅れのある学生が入学するようになってきた。彼らは、ノンエリートとして大学から社会に出て行く。そのために、大学教育は何をするべきかという問題提起だ。
 確かに、いまの学生の変容の一面はあたっている。そして、大学教育がもっとも遅れている面がそこにあるもの事実だと思う。そういう意味では刺激的で、こんな議論がいまなされることが大事なのだろうなと思う。必要なのは、「『ブラック』でない企業に『雇用されうる能力』」と「まっとうでない現実への『異議申し立て力』」というのは、そのとおりだと思う。
 ただ、学生たちが何を、なぜ欠落させ、何に傷ついているのかということには、ちょっと理解が違うなあ。だから、先の力も、それがどのようなものによって支えられるのかということも違う気がする。だから、具体的に取り組むべきこと、言い換えれば学生が、どのように力をつけていくのかということもやっぱり違うのかな。
 ただ、こういう学生を取り巻く状況が現実にあるだけに、こうした問題提起に対してのしっかりした議論が広がればいいなと思う。刺激的な論文だけに、興味本位に取り上げられるのではなく、学生に即して議論が進むことを願いたい。

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