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2010/09/02

大学教育の分野別質保証の在り方について

 日本学術会議が、先日、「大学教育の分野別質保証の在り方について」という「回答」(文部科学大臣から委嘱をうけての回答)を発表した。これが、またおもしろい。

 実物は、これ。

 提言は3部構成となっていて、「分野別の質保証の枠組み」「学士課程の教養教育の在り方」「大学と職業との接続の在り方」について、現状と問題点から課題を分析している。読んでみると、後ろから、順番におもしろい。
 大学教育の在り方がここのところ大きな問題になり始めている。もちろん経済社会からの要請というものが強いのだけれども、同時に、学生の実態と、いまの大学の有り様がまったくといっていいほど乖離しているという問題があるからだ。
 そして、それは何よりも、就職をめぐって、問題化する。就職は学生のいちばん大きな悩みでもある。実際に、雇用は不安定化し、一方で、学生はなかなな自分の将来を見いだせない。それは、企業の側の変容が大きいわけで、企業の努力がもとめらるのだろうけれども、同時に、その背景には、産業や社会の有り様が変わってしまったということがある。もちろん、学生の実態をみたとき、単に、大学の問題だけではなく、それまでの教育の過程で、そういう社会に出て行くための教育が機能していないという問題がある。そういう意味では、「学力」という問題にとどまらない、広い問題に迫ろうとしている。
 第三部は、直接、大学教育と社会との関係を問う、第二部は、学生にどんな力をつけることが大事かという視点から、教養というものを再定義している。関連する文献なども、勉強してみたいテーマである。

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