米軍マネー、日本の研究現場へ 軍事応用視野に助成
明日は、若い人相手に、1日しゃべらなくっちゃいけないから、さすがに今日は、その準備。いつもとちがうテーマの話だし、あんまし準備できてないけど、大丈夫かなあ。まあ、でたとこ勝負ってことで、おもしろい話ができたらいいんだけれどもなあ。
さて、なるほど、こうなっているのかというニュース。
米軍マネー、日本の研究現場へ 軍事応用視野に助成(朝日新聞)大学や研究所など日本の研究現場に米軍から提供される研究資金が近年、増加傾向にあることがわかった。研究に直接助成したり、補助金付きコンテストへの参加を募るなど、提供には様々な形がある。背景には、世界の高度な民生技術を確保し、軍事に応用する米軍の戦略がある。
軍服姿の米軍幹部がヘリコプター型の小型無人ロボットを手に取り、開発者の野波健蔵・千葉大副学長(工学部教授)が隣で身ぶりを交えて説明する。そんな様子が動画投稿サイトで公開されている。
米国防総省が資金提供し、インド国立航空宇宙研究所と米陸軍が2008年3月にインドで開いた無人航空ロボット技術の国際大会の一場面だ。千葉大チームは「1キロ先の銀行に人質がとらわれ、地上部隊と連係して救出作戦に当たる」というシナリオのもと、自作ロボットで障害物や地雷原、人質やテロリストの把握などの「任務」に挑んだ。入賞はならなかったが、その性能は注目を集めた。参加は、組織委員会に日本の宇宙航空研究開発機構の研究者がおり、出場を誘われたからだという。
09年には野波副学長を代表とし、米国出身の同大特任教授、学生らとつくる「チバ・チーム」が米豪両軍が主催する軍事ロボットコンテスト「MAGIC2010」(優勝賞金75万ドル、約6300万円)にエントリーした。同チームにはすでに研究開発費5万ドルが与えられた。今年、最終予選でベスト6となり、11月に豪州で行われる本選への切符を手にした。 …
21世紀に入って、明らかに、いろいろな分野で、軍と民の垣根は低まっている。学問研究の分野では、名古屋の憲章にあるように、軍事利用とは一線を画するという営みがくり広げられてきた。それでも、垣根を下げるようなながれが強まったとき、ともすれば、直接、軍事利用がされないならば、スポンサーが軍であってもいいのではないかという動きがどうしても出てきてしまう。しかし、そのねらいは、結局は軍事利用にある。たとえ世界で広がっているからなどということが口実にされても、それが、学問のあり方として、日本の科学・技術のあり方として、いいことなのか。もちろん、その背景には、あまりにも貧困な科学・技術政策というものがあるのだけれども。そして、こういう流れが強まれば、学問の現場ではいっそう応用技術が幅をきかすことにもなる。
結構、学問をめぐる状況は、深刻である。
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