宮森小学校
バスに揺られて2時間、いまから51年前にジェット機墜落事故があった宮森小に行ってきた。なかよし地蔵の前で、事件の重さを考える。でも、630会のうるま市石川庁舎に常設されている、資料を見ながら、生き残った人の手記に思いをはせる。多くは当時30代前後の非常勤教師たち。彼らは、沖縄戦を子ども時代に体験をしている。そこにあるのは、なぜ子どもたちを助けられなかったのかという思いだった。
沖縄の思いは、たぶん、深く蓄積している。たぶん。簡単に解決しない、米軍の占領支配。復帰後も続く、軍事優先の基地の存在。宮森小に行くまでの道。キャンプキンザー、普天間飛行場。そしてキャンプフォスター。沖縄はいまだ基地のなかにある。
それから、バスを乗り継いで、勝連城址に寄る。そこから見える風景は、基地と開発。勝連の先には、ホワイトビーチがある。なぜ、沖縄の一等地には基地があるのか。
そんな風景を見ると、沖縄に、いったい政治は何を押しつけているのかを考えさせられる。重い現実を垣間見た一日だった。
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