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2010/08/11

ドキュメント 防衛融解―指針なき日本の安全保障

Show_image 半田さんの表題の本を読み終えた。いつもながら、おもしろかった。普天間問題など、民主党政権の迷走、さらには自民党時代の指針のない安全保障政策の背景を探る。
 海兵隊の”抑止力”というものの虚構というか、筋の違いについては、ボクもいろいろ考える。それはここでは書かないけれども、この本で、ボク的におもしろかったのは、最後の章。結局、日本が、対米追随から抜け出せない、安保について正面から考えられない裏側には、外交の構想力のなさがある。ここでの国民的な合意がない。
この本でもふれられている、中国の軍事拡大。近年、海軍力を増強している。それは、もちろん、日本と比較しても、強大だというわけでは決してなく、このことをもって脅威というのは、過大な評価だとは思うけれども、それでも、これだけ急ピッチでの海軍力の拡大は、脅威の背景になることもまた事実。そして、その原因も、さらにはそのことの対応という形での日米同盟の強化・拡大が、海洋戦略という面でも存在する。
 他国を圧倒的な力によって押さえ込もうという”抑止力”と、そして、米中の軍事緊張というもとで、日本はどんな未来への舵をとるのか。いかに東アジアの平和と安定を勝ち取るのか。そのために、日本はどう行動し、どういう役割をはたすのか。ここに安保の問題もある。説得力ある議論ができるようにならないといけないなあと、思った次第。

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