「沖縄知事選に官房機密費3億円」初証言
昨日のTBSです。
「沖縄知事選に官房機密費3億円」初証言(TBS)領収書もいらない、記録にも残らない予算、官房機密費で新証言です。小渕内閣で官房副長官を務めた鈴木宗男氏がJNNの単独インタビューに応じ、「98年の沖縄県知事選挙で3億円の官房機密費が使われた」と初めて証言しました。
本来は外交の情報収集などが目的とされる予算、内閣官房機密費。記録も残さず、会計検査院のチェックもありません。年間予算14億6000万円の機密費は、その陰で、かつて一部が流用されていました。そう証言する人物が現れました。Q.(機密費について)疑問を持つ人は?
「当時やはり権力の中にいると、まひしていたかもしれない」(小渕内閣 鈴木宗男 元官房副長官)
今回、JNNのインタビューに応じたのは鈴木宗男議員。小渕内閣の官房副長官として、機密費を取り仕切る野中官房長官を補佐する立場でもありました。その鈴木元副長官が機密費が流用された先を初めて証言します。「歴代総理経験者で健在な方。私が聞いているのは夏1000万円、冬1000万円と。(Q.名目は?)名目はないと思う、官房機密費ですから。慣例として引き継ぎだったと思いますね」(小渕内閣 鈴木宗男 元官房副長官)
歴代の総理経験者に、官房機密費から盆暮れに1000万円ずつ。それは自民党政権の中で、長年引き継がれていた慣例だったといいます。
所は、「初めて聞いた話で分からないが、ありえない話だ」とコメントしています。「(Q.あの選挙では官房機密費はいくら使った?)3億円使ったと聞いております。(Q.それは機密費だけでですか?)そうです。」(鈴木宗男氏)
鈴木議員はさらに、98年に行われた沖縄県知事選挙で、保守系の稲嶺候補の陣営に、機密費から3億円が渡されたと証言しました。選挙は自民党が推す、稲嶺氏が革新系の現職・大田昌秀知事を破って当選しています。
「私が聞いているのは、沖縄サイドからそういう申し出があった。ちょっと額が大きいなという話もあったが、最終的にはそれも地元の要望ならしかたない。やっぱり選挙は勝たなければならない中で、最終的に判断されたと聞いてます」(鈴木宗男氏)…
沖縄の選挙で、機密費が使われたというのは、公然とささやかれてきたことです。きわめて近い関係者の証言ですしね。メディアへの機密費というものも問題になっています。政権がなぜ、主導的に明らかにしないのか。鈴木さんもすべてを語るべきだと思うけれど。
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