沖縄海兵隊、2014年までのグアム移転断念
今日は、印刷工場につめる一日。今月はいっぱい抱えましたから、疲れました。暑いのでほんとに疲れましたあ。
さて
沖縄海兵隊、2014年までのグアム移転断念 基地移設(読売新聞)沖縄に駐留する米海兵隊約8000人のグアム移転について、日米両政府が「2014年」で合意した移転完了期限について、米政府が達成を事実上断念したことが22日、明らかになった。
米領グアム政府に22日(現地時間)に説明し、日本政府にもすでに伝達した。海兵隊のグアム移転は、沖縄の米軍普天間飛行場移設と並び、日米が06年5月に合意した「再編実施のための日米ロードマップ(行程表)」の柱の一つで、「普天間移設の実現とセット」(米国防総省)と位置づけられている。計画遅延により、普天間が現在の沖縄県宜野湾市に固定化する恐れが一段と強まりそうだ。
移転計画の先送りは、米海軍の統合グアム計画事務所が22日、グアム政府に行った環境影響評価の事前説明会で明らかになった。
同事務所の説明文書によると、米政府は「日米合意では、移転の完了期限は14年とされているが、グアムのインフラはそのような急な建設速度に対応できない」との現状認識を明記。グアムの電力・上下水道、港湾、道路などの供給能力を上回らない速度で建設を進める「適応性のある計画管理」を導入するとし、「これにより、基地建設の期限は延長され、より管理しやすいものになる」とした。
グアムのインフラ整備は、海兵隊移転に伴う急激な人口増加に対応するには、電力供給など民間インフラの整備が不可欠だとするグアム政府の主張を踏まえたものだ。このため、米政府は海兵隊の基地建設に先立って民間のインフラ整備を優先させることにし、工期の長期化と予算の膨張が不可避となった。米政府は月内にまとめる環境影響評価最終版の中で、この方針を正式発表する。…
こんな記事を普通の感覚で読んでるとよくわからなくなる。だって、では、そもそも普天間基地の環境ってどうなんですか? 辺野古の環境ってどうなんですか? じゃあ、普天間基地の使用を断念してくれるのですか? 辺野古の移設を断念してくれるのですか?
アメリカにとって、沖縄っていったいなんですか? 日本政府って、いったい何なんですか?
と、…。
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コメント
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(A;´・ω・)アセアセ出張校正、お疲れさん。だあ、手~貸してあげようね~。っていうのはうそだぴょん。知事選、来月初めにもわが方は伊波さん正式表明。あと4カ月だかんね。ところで本日29日付「琉球新報」の与那嶺ワシントン支局員の「報告」は読んだかね。「普天間・海兵隊のグアム移転 米国内問題へ発展 米議会、政府対応を糾弾」。何を糾弾してるかっていうと、ひとことでいえば「グアム移転の見通しの甘さ」。普天間移設をすべきじゃない、というところじゃないのが、アメリカらしいねえ。やしが(だけど)与那嶺さんは「地元意向を無視し、政府間合意を押しつけてきた権力のおごりに限界が見えてきた。米軍再編をめぐって日米が今、同じ状況に陥っている」と結論づけているよ。「限界」になっているのかどうかはわからないけどね。内包してきた矛盾のほころびがみえてきた、というのはそうなんだろうけどね。普天間や沖縄は、米軍が血を流して奪い取ったという「占領意識」に支配されていることには違いないんだから、手放そうなんて気持ちはサラサラないんだけど。
投稿: さわむら | 2010/07/28 14:42
いつも貴重な情報ありがとうございます。しっかり、記事は読みました。たしかに「おごり」「限界」「矛盾」は見えてきますね。その次の一歩はまだまだ難しいのだろうけれども。8月か9月に、取材に行くことをいま考えていますよ。
投稿: YOU→さわむら | 2010/07/29 22:51