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2010/07/10

政治家の言葉で考えたいこと

 いよいよ明日は、投票日である。うーんでもねえ。政治家の言葉の重みってことをつくずく考えさせられてしまう。政党のテレビCMなどを見ていても、自分たちのやってきた政治ということにたいして、何の反省もなく、言葉を連ねる。
 そう言えば、菅さんは、こんなことを言っている。

政治とカネ・普天間、首相「心配かけたがそれもクリア」(朝日新聞)

 菅直人首相は10日午前、福井県坂井市の街頭演説で「政治とカネとか普天間(飛行場移設)のことで少し心配をおかけしたがそれもクリアをして、いよいよこれから時計の針を進めようという時の選挙だ」と述べた。政権の出直し感を強調したかったようだが、両問題は「解決した」とは言い切れない状況だ。
 政治とカネ問題は依然として野党側が追及の構えをみせ、普天間問題は8月末の移転先工法などの決定を控えて地元から合意を取り付ける見通しは立っていない。
 また、首相は自身の消費税発言を巡る報道について「財政破綻(はたん)に陥らないため税制について議論する必要があると言った。そうしたら翌日の新聞が『菅直人が明日から消費税を上げるんじゃないか』と書いた」と釈明。…

 政治とカネで何が解決したというのか? 民意をきりすてる比例定数の削減はいうけれど、政党助成金では身を切らない。普天間問題でも、何も語らない。ただ、日米同盟だというだけ。何よりも沖縄選挙区に候補者を立てず、沖縄県民の意見を表明するすべを奪うまでする。
 消費税だってそうだ。大企業減税とセットという批判にはまともにこたえない。次の総選挙までは上げないというが、上げる方向に踏み出さないとは言わない。社会保障については具体策は何ものべない。後期高齢者医療制度や障害者自立支援法の廃止を先のばしたことには口をつぐむ。具体策があるのは、消費税を上げる方向にすすむこと、大企業に減税をすること、辺野古に基地を押しつけること、そして民意を切り捨てること。それで日本を洗濯って。言っときますけど、そのことについて、元与党や、新党なるものは何も意義をとなえない。
 そんなことは絶対に許せないでしょう。

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