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2010/04/13

じつは派遣より悲惨!? “ブラック化”する外食・小売チェーンの正社員たち

 ダイヤモンド・オンラインで格差社会を告発し続ける西川敦子さん。今回は外食産業の裏側を告発している。

じつは派遣より悲惨!? “ブラック化”する外食・小売チェーンの正社員たち(ダイヤモンド・オンライン)

  “交通事故を引き起こす社員がやたらと多い”。
 これが「外食産業の裏側」の管理人で、大手外食チェーンで働く大塚賢児さん(仮名・30代)の率直な感想だ。疲労と睡眠不足でハンドル操作を誤るのだろうか。車が全損するほどの大きな事故もまれではないそうだ。
 社員の悲劇はそれだけにとどまらない。
「寝床から起き上がれない」と電話をかけてきたきり、退職する社員。接客中に倒れる社員。突然、失踪してしまう社員。
 今までに大勢の同僚がこうして職場から消えて行った。
 大塚さん自身、危うい場面を何度も経験している。運転中、信号待ちの間に猛烈な睡魔が襲ってくることは数知れず。39度の熱に浮かされても仕事を休むことはできない。
  “身近で格安”というイメージのある外食・小売チェーン。だがその裏では、一部の企業で過重労働問題が多発している、という声がある。
 チェーン展開企業に蔓延する“ブラック化”について、現場に聞いてみた。…

 この「外食産業の裏側」というブログは、ちょっと有名で、結局、本にまでなっている。「名ばかり管理職」「なんちゃって正社員」などの実態を克明にリポートしている。ここまで、雇用というものは、劣化というか融解というか破壊され尽くしているのか。こうした実態と、いま政治がおこなっていることとの乖離に、愕然とする。いいかえれば、いくら「コンクリートから人へ」だとか、「命を守りたい」とか言っても、こうした実態の改善には何もメスは入らず、一方で、大企業の儲けだけが確保されて、結局、国民の疲弊する。

 さて、リポートはつづく。

・非正規社員より悲惨!? “ブラックチェーン”の正社員たち
・月間労働時間「400時間超」 寝床は床に敷いた段ボール
・40代になれば体はボロボロ… 「将来に夢が描けない」
・価格競争の裏で急増する 「名ばかり大企業」店舗
・「職場に味方」「資格を取得」 個人が強くなる方法とは――

 でも、個人の力では、やっぱりどうにもならない。ならば、つながりをボクらがどう再生していくのか。抽象的な「絆」ではない、生きた「連帯」をどうつくるのか。そのことを考えたい。

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