自民党 終わりの終わりへ
4月は、新生活がはじまる時期だ。ボクの息子たちもそれぞれ新しい生活をはじめだしている。変わらないのはボクだけかなあ。相変わらず、急がしく、余裕なく。体力と集中力だけはなくなったけど。トホホ。
さて、変わるのでも、このように変わるのは、ちょっとねえ。自民党はいよいよ終わりの終わりにさしかかったということなのだろうか。
若林元農相が議員辞職 不正投票10回、引責(東京新聞)自民党参院議員の若林正俊元農相(75)=長野選挙区=は二日午前、参院本会議の採決で隣席の青木幹雄前党参院議員会長の投票ボタンを代わりに押した問題の責任を取り、江田五月議長に議員辞職願を提出した。これを受け、民主党が若林氏に対する懲罰動議を取り下げた後、参院は午前の本会議で全会一致で辞職を許可した。
国権の最高機関である国会の採決で投票を代行するという前代未聞の不祥事に、自民党が早急な幕引きを図った形だが、議会制民主主義の根幹を揺るがす汚点を残したのは間違いなく、自民党にとっては痛手だ。…
緊張感もなく、物事を真正面から考える力もなく。この若林さん、ピンチヒッター農林大臣で有名だったけど、それよりも、麻生さんの惨敗のあと、先の首班指名では、自民党が総理候補として投票した人物。その末路がいまの自民党を象徴しているのだろうなあ。
でも、あまり語られないけど、青木さん、いったい何をしていたんでしょうね?
こうした事態になると、いよいよ自民党は分裂の動きが活発になる。
与謝野氏ら来週にも離党 新党結成目指す(共同通信)自民党執行部への批判を強める与謝野馨元財務相と園田博之元幹事長代理は、新党結成に向けて来週にも離党する方向で最終調整に入った。関係筋が2日、明らかにした。両氏は同日、4月中の新党旗揚げを目指す自民離党組の平沼赳夫元経済産業相と都内で会談。関係者によると、与謝野、園田両氏の自民離党を前提に新党構想について意見交換し、今後も連携の在り方をめぐって協議していく方針を確認した。…
ただ、よく考える必要があるのは、昨年の総選挙ですでに、自民党政治の終焉を迎えているという問題。政党が生まれたりすることをすべて、否定するわけではない。大事なことは、自民党政治が終焉したことをしっかり受けとめて、その総括のうえに、新しい政治を目指せるかどうかということ。結局、民主党がゆきづまっているのも、この自民党政治なるものを政策の面でも、組織の面(政治とカネ)でも、決別できなかったことにこそあろう。では、いま、生まれている新しい動き、それはみんなの会も含めてだけれども、がその決別をすることができるのかどうかが問われなければいけない。看板をかえるだけというのは国民もあきあきしている。ここをちゃんと議論したいものだし、そこをみんなが胸に落ちるような視点を提示したいものだ。
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