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2010/04/01

米海兵隊:なぜ沖縄に-米軍高官の「本音」 「北朝鮮核が狙い」

 うーん。自分の仕事というもの、自分の考えていることが、ほんとに中途半端だなあということは、いつも考えさせられる。よく勉強して、詰めて考えて、ものを書いたり、発言したできればいいんだけれど、何かいつも感覚的、印象的だなあと。まあ、扱っているテーマは広く、多いし、しかたがないのかなあ。人にはそれぞれ役割ってものがあるしね、と、少し自分を励ましてみる。
 今日は、朝から、来週やる座談会の打ち合わせをメールと面談で、あと会議があり、インタビュー原稿の構想と資料調べ、実務も処理して、最後に頼まれ原稿。明日には仕上げなくっちゃねえ。

 さて、普天間問題では、政府はよく「米軍の抑止力は必要」という言い方をする。ここにきて、政府関係者かたも、その点を否定する議論が目立ってきている。所詮、沖縄に基地を置くための方便ということが、垣間見えるようになってきたということだろうか。

米海兵隊:なぜ沖縄に-米軍高官の「本音」 「北朝鮮核が狙い」(毎日新聞)

<検証>
 オキナワになぜ米海兵隊が必要なのか--。米軍高官が「抑止力」以上の「主たる理由」を日本側へ新たに伝えてきていることが関係者らの証言で明らかになった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の迷走は結果として米軍の「本音」を引き出し、鳩山政権の掲げる「対等な日米関係」を築く一歩になるのだろうか。(3面に「転換期の安保2010」)

◇「崩壊時の除去、最重要任務」日本側に伝達
 東京・赤坂の米国大使館。2月17日午前、日米の防衛当局幹部による会合がひそかに開かれた。呼びかけたのは来日中の米太平洋海兵隊(司令部ハワイ)のキース・スタルダー司令官。アジア太平洋に展開する海兵隊の最高指揮官である。
 日本側から西原正・前防衛大学校長ほか研究者数人。防衛省陸上幕僚監部の番匠幸一郎・防衛部長と統合幕僚監部の磯部晃一・防衛計画部長も同席した。
 日本滞在中の司令官は多忙を極めた。合間を縫うように招集された極秘会合は制服組同士、普天間問題への日本国民の反応、自衛隊内部の雰囲気を探る意味合いもあった。
 司令官は普天間飛行場移設問題について、現行計画への理解を求め「公式見解」をひと通り述べた。通訳なしの英語だけで1時間の会合の最後、日本側出席者の一人がいらだちを抑えるように反論した。「そんな話は私たち安保専門家はわかっています。そういう説明ばかりだから海兵隊は沖縄に必要ないと言われるのです」
 同席者によると、司令官はしばし考えたあと、言葉をつないだ。「実は沖縄の海兵隊の対象は北朝鮮だ。もはや南北の衝突より金正日(キムジョンイル)体制の崩壊の可能性の方が高い。その時、北朝鮮の核兵器を速やかに除去するのが最重要任務だ」
 緊急時に展開し「殴り込み部隊」と称される海兵隊。米軍は沖縄駐留の意義を「北朝鮮の脅威」「中国の軍拡」への抑止力や「災害救援」と説明してきた。しかし、司令官の口から出たのは「抑止力」よりは「朝鮮有事対処」。中台有事に比べ、北朝鮮崩壊時の核が日本に差し迫った問題であることを利用したきらいもあるが初めて本音を明かした瞬間だった。出席者の間に沈黙が流れた。…

 このあたりが米司令官の本音ということなのだろうか。

 実は、日本側でもいろいろな議論がある。注目されたのがこの記事。

沖縄の負担軽減でも日米同盟揺るがず(東京新聞)

 鳩山政権を土台から揺さぶっている沖縄県宜野湾市の米軍普天間飛行場問題。沖縄の過重な負担とともに、日米関係維持の枠内で日本側がどこまで主張できるか、が問われてきた。後者の問いに触れた論文がある。防衛省防衛研究所による2007年度基礎研究の報告書の一つで、日本(沖縄)の負担軽減は「日米同盟」を揺るがさないと、冷静に考察している。筆者は日米同盟を重視する制服組の研究者だ。…

 論文の本文は見つからなかったけれど、同主旨の論文を見つけた。それが、「在日米軍再編と日米相互依存関係への影響」(坂口大作)
 論文の主旨は、「本稿は、在日米軍再編が日米同盟にどのような影響を及ぼすか、特に両国の相互依存関係を焦点に考察する。米軍再編によって「日本の負担が軽減」されることは、「物と人の協力」にあると言われてきた日米同盟において、日本からの「物」の貢献が縮小されることを意味している。それは米国の対日依存を下げ、反対に米国の対日パワーを相対的に高めていくことを暗示しているように思える。しかしながら、在日米軍再編によって日本が「物」の負担を軽減したとしても、それを補完する諸条件が米国の対日依存の低下を相殺し、当面は日米相互の依存関係に均衡が保たれるであろう」というもので、決して賛同するものではないのだけれども、少なくとも、米軍基地の存在が、日本の防衛とか、抑止力というものを基本としていることではないということだけは、案外、率直に語っていたりするのだけれども。

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