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2010/04/20

全国学力テスト:抽出方式への変更も参加率は7割超

 今日は編集実務が中心の一日。明日は、印刷工場です。

全国学力テスト:抽出方式への変更も参加率は7割超(毎日新聞)

 4年目を迎えた全国学力テストは20日、新たに「抽出方式」で行われた。過去3回は全員参加方式だったが、「序列化を招く」「費用が掛かり過ぎ」との批判も。政権交代を機に抽出方式に切り替えられたが、ふたを開けてみれば参加率は7割を超えた。学力向上の一環として活用したい知事ら自治体トップの意向で自主参加が相次いだ結果だが、一方で「抽出調査で十分」という自治体もあり、対応が分かれた。

 小中とも過去3年連続トップレベルの成績だった秋田県は100%参加する。県教委は「学力テストと県独自調査の結果を分析し、苦手分野の克服などに生かすサイクルが現場でできている」と説明する。秋田とトップ争いをしてきた福井県も全校参加だ。中学生の数学B(活用問題)が3年連続全国ワースト2位になるなど、毎年全国平均を大きく下回った高知県も全校参加。尾崎正直知事は「教育政策の効果を見極めるためにも、全員調査が必要」と語る。
 九州は7県のうち、熊本以外の6県が100%参加。大分県教委は当初不参加を表明した佐伯、臼杵両市教委に電話で参加を促した。横並び意識をうかがわせる例は他にもある。大阪府豊中市はいったん抽出校のみ参加と決めたが、3月に全市挙げての実施へと転換。大阪府全体で9割を超える参加が見込まれると分かったからだ。
 一方、抽出から漏れた学校のうち自主参加をする割合が全国最低の9.1%だった神奈川県。抽出校を含めた参加率は愛知県(25.5%)に次いで低い30.5%にとどまったが、県教委は「抽出調査で県全体の学力は十分把握できる」とする。
 全国の自治体で唯一学力テストへの不参加を続け、昨年度初めて参加に転じた愛知県犬山市は今回、各学校に判断を委ねた。「一部の学年、一部教科の力量を測るテスト。全国、全県での位置づけや比較を重視するわけではないので、各学校の対応に任せた」と市教委幹部は語る。…

 学力テストの問題の複雑さというものを感じるニュース。もちろん、基本は、競争による教育の効率化みたいな、単純で粗野な考え方をもった、為政者の考え方があるのだろうけれども、競争圧力というのは、簡単にとまらない。それが7割という数字に表れている。そこには、地方教育委員会の自立性の弱さというのがいちばん大きい問題として、たぶんあるのかもしてない。横並びの考えは強いし、独自悉皆調査というものもとまったわけではないし。
 同時に、これも単純ではないのだけれども、やっぱり世論が、ある意味で支持しているという面があることも否定はできないと思う。父母の「学力」不安というものもあるのだろうし、なによりも、子どもの成長・発達を支える方向というものを見いだせないでいる。
 どうも「学力」をめぐる議論は、十分な深まりと広がりを、いまだつくれていないかもしれない。一方で、親は、学力への不安と、競争への不安と両方を抱えながら、揺れながら、競争にさらされていると言えばいいのか。一義的には、政策の側での、学力と競争をめぐる、この間の事態へのまじめな総括がないこと。一方で、広い議論も不足しているということなのかなあ。

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