定時制の狭き門、今年も
続報だけど、今日(昨日2日)の朝日の大阪版に、中塚記者か、こんな記事を載せていた。
定時制の狭き門、今年も 不況で公立志向、落ちた受験(朝日新聞)不況に伴う公立人気を背景に、夜間定時制高校を志望する生徒が、かつてない「狭き門」に直面している。全日制受験に失敗した生徒が流れる2次募集で、東京では昨年の2・7倍にあたる313人が不合格になる異例の事態。昨春、167人の不合格者を出し、全日制の定員を増やした大阪でも34人が合格できなかった。近年の統廃合も拍車をかけており、若者から学び直しの場を奪う状況が深刻化している。…
新聞記事をいろいろ調べていると、通信制の高校の合格者は、とても増えているというのは事実なようだ。ボクは、通信制という高校の形態をすべて否定する気はないし、たしかに、大きな役割をはたしている通信制の高校は存在する。だからと言って、この通信制で、希望する子どもたちの学びがすべて保障されないのも事実だろう。「場」として、学びが保障される、定時制の役割は欠くことができない。(もちろん私学や全日制への進学をもっと可能にする施策も必要なのは事実だけど)
いずれにしても、無償化時代にはいったはずなのに、実際に、子どもたちに高校教育を保障するという施策はなんとか細いものだのだろうと考えさせられてしまう。
まもなく、3次募集もはじまる。子どもたちの思いを受けとめるような結果であってほしい。
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