神待ち少女
『週刊金曜日』に雨宮さんが紹介していたので、読んでみた。神とは、何もしないで、食と住を与えてくれる人。とても切ない本だった。
著者は、もともとは風俗ライター。だから、そのものそういう角度から接近する。しかし、そこにあるのは、人間関係から、切れた、排除された、ホームレス少女たちの姿である。そして、神も、社会から孤立しながら、下世話な下心をもった、疲れ果てた悲しい男たちである。
経済不況のもとでも、貧困。その背景は、漠然とではあるけれども、示される。だからといって、その接近は深くはない。むしろ、そのもとで、父親の愛を求める少女たちの姿を著者は、描いている。それは一面そうだけれども、それだけだとはボクには思えない。そういう意味では、読んでいて切ないけれども、もっと、普遍的なふみ込みがないと、やっぱり風俗になってしまう。
でも、こんな世界で、こんな取材をした、風俗ライターは、これからどんなことを書いていくのだろうか。そんなことも、ちょっと関心をもったけれども。
« 「母子家庭の子どもと教育」 アンケート調査結果 報告会 | トップページ | 大仏開眼 »
「読書」カテゴリの記事
- イライラする一日(2026.04.11)
- 5月号ができています(2026.04.06)
- 4月号ができています(2026.03.09)
- 『あなたを忘れない 朝鮮からの満州移民』 前衛3月号ができています(2026.02.08)
- きょうされんの『TOMO』1月号の「新春インタビュー 吉田恵里香 × 斎藤なを子 私の声だって、みんなの声だって、 決して消えることはない」(2026.01.21)
「政治」カテゴリの記事
- イライラする一日(2026.04.11)
- 普天間飛行場の全面返還合意から30年(2026.04.10)
- 議論に入らないのだろうか(2026.04.09)
- 今日から新学期(2026.04.08)
- この先はどんな生活がまっているのか(2026.04.07)
「経済」カテゴリの記事
- 今日から新学期(2026.04.08)
- この先はどんな生活がまっているのか(2026.04.07)
- 5月号ができています(2026.04.06)
- この地の令和百姓一揆に(2026.03.29)
- 4月号ができています(2026.03.09)
「若者」カテゴリの記事
- 1年ぶりの靖国・遊就館(2026.01.29)
- 「第28回子どもの貧困対策情報交換会 いのちのとりで裁判(生活保護基準引き下げ訴訟)とその後を考える」(2026.01.25)
- 「戦後 80 年・平和と教育を考える」-すべての子ども・若者に学ぶ喜びと生きる希望を-(2026.01.10)
- 大学受験のトレンドは「負担軽く」「合格早く」 就職売り手市場で“実学志向”も 河合塾主席研究員が分析(2025.12.14)
- 国立大への資金投入、メリハリか基盤の強化か 文科省と財務省の対立(2025.11.25)


コメント