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2010/04/07

米の核新戦略方針に歓迎や疑問符 県内、法規制求める声も(長崎)

 米紙を通じて報じられている、NPRについて、いろいろな議論がなされている。とにかく、実際に、どのようなことが論じられているのかよくわからないので、なかなか、ものを言うのはむずかしいのだけれども。

米の核新戦略方針に歓迎や疑問符 県内、法規制求める声も(長崎新聞)

 オバマ米大統領が、核拡散防止条約(NPT)順守の非核保有国には自衛目的でも核兵器を使用しないなどの考え方を示し、公表予定の核戦略指針「核体制の見直し」(NPR)に盛り込まれる動きについて、県内の被爆者や関係者からは歓迎の声が上がる一方、評価しきれない側面があることが指摘された。
 元長崎平和研究所長の川原紀美雄県立大名誉教授(69)は「NPTという国際ルールを実効性あるものにする方向性を打ち出しており評価できる。NPT再検討会議に向け、核兵器不使用のメッセージを送ったと思う」と歓迎。長崎原爆被災者協議会の山田拓民事務局長(78)は「ブッシュ政権との違いは明らかになってきたが、核の抑止力に頼る限りは核兵器を保持し続けるだろう。核なき世界への具体的な展望を与える意思表示がほしい」と複雑な表情を見せた。
 土山秀夫元長崎大学長(84)は「全体として妥当」とした上で、オバマ大統領が重視する核テロ対策について「オバマさんはNPTを強化するということだけを強調しているが、テロ組織に核兵器が渡るならパキスタンから渡る可能性が最も高く、パキスタンはインド、イスラエルとともにNPTに加盟拒否している。NPTの強化だけではテロ組織に渡る危険性を排除できない」と指摘。核兵器を非合法化し法的規制下に置く核兵器禁止条約の早期交渉開始の必要性を強調した。…

 NPTそのものをとっても、これは核保有国と非保有国を区別する、差別的条約という側面をもつ。それでも、核兵器廃絶に向かうというとりくみがここのなされるのならば、それはとても注目をすべきことでもある。アメリカの一国覇権から、世界は大きく変わりつつある。平和の共同や核兵器をなくす流れが強まる中で生まれている変化である。アメリカの言動は、そういう世界の変化のなかで、見ていくことが必要だということなのだろうか。
 それだけに、オバマ大統領が、部分的に肯定的な発言をくり返す一方で、核抑止力に固執する発言をすることはとても残念なことだし、そういうことについて、いっそう世界の世論が批判することが求められるのだと思う。
 もちろん、核密約にキッパリした態度をとらず、非核三原則の空洞化を黙認する鳩山さんには、いっそう厳しい批判が求められるのだと思うけれども。

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