« 沖縄核密約、合意関与の若泉氏が極秘文書残す | トップページ | 自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ »

2010/03/04

終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~

 あれ? なぜ、いま、この番組がつくられたのだろう?とちょっと、首をかしげる。なぜなら、高遠さんが再びイラクの地を踏んでから、ずいぶんたっている。NHKは、この番組を形にするのにためらいがあったのだろうか? なかでどんな議論があっただろうかと考える。

Photo28562 2004年、自己責任論争を巻き起こしたイラクでの高遠菜穂子さんらの人質事件。あれからおよそ6年、日本人の中からイラク問題が忘れられていく中で、高遠さんは、ひっそりと、しかし絶えることなくイラクへの支援を続けてきた。アメリカ軍も撤退に向けて動き出す中で、イラクの治安はいまだ回復していない。 ブッシュの戦争への支持を真っ先に打ち出した日本。事件後の自らへの報道を思い出すといまだにトラウマで激しい不安に襲われるという高遠さん。しかし今、「日本人と向き合いたい」と考え、初めてカメラの前で自らの心のうちを明かした。 イラクの隣国ヨルダンを拠点に続けている彼女たち民間レベルの支援の現場を取材、また高遠さんへのロングインタビューで、人質事件、その後の6年、そしてなぜいまなお支援を続けるのか、その思いを聞く。

 そもそも、メディアも、この自己責任論は一役買ったわけだから、そういう総括がなされたのだろうか? 自己責任論は「死ね」ということだったと彼女は言う。あの事件以降、自己責任のもとで、何人の人の命が奪われたのだろう。
 翻って、イラク戦争だ。イギリスでさえ、深刻な戦争への総括がすすんでいることは、ブログで紹介したとおりだ。さて、日本はどうだろうか? 政権が変わっても、この問題への接近はいっさいないと言っていい。自己責任のを主張する人々の「責任」は、どこにあるのか? 腐敗としか言いようのない”闇”だけがそこにある気がして、悲しくなってしまう。

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 沖縄核密約、合意関与の若泉氏が極秘文書残す | トップページ | 自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ »

コメント

この番組を観ることができませんでした。ありがとうございました。

「自己責任論は 死ね ということだった」
「自己責任を主張する人々の 責任 は、どこにあるのか?」

私の中では 自己責任論 はここから表に出てきたという感じがしています。

投稿: さくらおばさん | 2010/03/04 09:52

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/47719683

この記事へのトラックバック一覧です: 終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~:

« 沖縄核密約、合意関与の若泉氏が極秘文書残す | トップページ | 自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ »