« 終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~ | トップページ | 核密約「引き継ぎ書」確認、政府見解変更へ »

2010/03/04

自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ

 何か、政治の混迷を一方で示している自民党の議論でもある。危険な動きでもあるけれども、あきれるような議論でもある。

「天皇元首」「外国人参政権」など検討 自民が憲法改正で論点整理(産経新聞)

 自民党の憲法改正推進本部(保利耕輔本部長)は4日の会合で、憲法改正の論点整理を発表した。天皇を元首と明記することをはじめ、国旗・国歌や外国人に参政権を付与しない規定など、同党が平成17年に発表した新憲法草案に盛り込まれなかった内容が中心となっている。
 推進本部は「あるべき国家像という学術的・学理的な側面から憲法論議を進めたい」(保利氏)としており、憲法改正手続きを定めた国民投票法が施行される5月までに、「自民党らしさ」を踏まえた改正案の取りまとめを目指す。…

 論点整理の要旨は次の通りということだ。

第1 総論
 一、憲法改正国民投票法の有権者が18歳以上になるため、少なくとも高校で憲法を学ぶ必要がある
 一、「日本らしい日本の確立」のために自民党が主張する憲法改正の柱の明確化
 一、憲法改正要件を規定する96条の改正から、憲法改正の行動を起こすべき
 一、国旗・国歌の規定を置くべきか
第2 各論
 一、象徴天皇制を維持した上で、天皇が元首であることを明記するか
 一、天皇の国事行為に「承認」の文言は不要
 一、国家としての安全保障をどう表現するか。集団的自衛権と国家の同盟関係のあり方を再検討
 一、民主主義国での兵役義務の意味と、軍隊と国民の関係を検討する必要があるのではないか
 一、外国籍には国・地方を通じて参政権を有しないことを明記するか
 一、一院制・二院制の是非を検討
 一、軍事裁判所の必要性

 これをもう少し分析的に見ていくとこうなる。

自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ(共同通信)

 自民党憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔前政調会長)は4日の会合で、徴兵制導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。これを基に議論を進め、05年に策定した改憲草案に修正を加えて、憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行される5月までの成案取りまとめを目指す。…

 どうも、自民党という政党は、国民とのむすびつきを失ってしまって、近くにいるタカ派的な人の声しか耳にはいらなくなっているのだろうか。もっとも、さすがに、これが国民の受け入れられないということは、少しは自覚していて、大島理森幹事長は「論点は他の民主主義国家の現状を整理したにすぎない。わが党が徴兵制を検討することはない」と火消しを図るコメントを発表しているのだけれども。
 これも政党の衰退ということなのだろうか?

Banner_02人気blogランキングへ 励ましのクリックを

|

« 終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~ | トップページ | 核密約「引き継ぎ書」確認、政府見解変更へ »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/59689/47726573

この記事へのトラックバック一覧です: 自民、徴兵制検討を示唆 5月めど、改憲案修正へ:

« 終わらぬイラク~高遠菜穂子さんの6年~ | トップページ | 核密約「引き継ぎ書」確認、政府見解変更へ »