河村名古屋市長の議員半減案のおどろき
サンデープロジェクトを見ていると、名古屋の河村たかし市長が出ていて、例の議員半減案について、しゃべっていた。番組では、原口総務大臣や中田前横浜市長も出てきて、地域主権や地方分権ということが、議論されていたけれども、何というか、国民・住民の目線はほとんどない。どうすれば、住民が大切にされ、住民の意見にもとどいて、住民が主人公になる地域社会ができるのか。
さて河村さんは、政務調査費の廃止や議員報酬半減も言っているが、その中心は議員定数を半減(75人から38人に)し、しかもその多くを1~2人区にするというものだ。これでは、住民の多様な意見が市政に反映されなくなる。しかも、小選挙区によって、市長与党は圧倒的に強くなる。議会を市長の翼賛機関に変えるとでも考えているのだろうか。
たしかに、議員というものへの不信は大きい。しかも、政令都市の議員レベルになると、結構、報酬が高かったりする。いっそう、批判は大きくなる。が、ここは冷静に考えることも求められる。
市長を住民から選ぶとともに 議員を選ぶのは、首長と議員がそれぞれに住民を代表し、互いにチェックしあって住民福祉を実現することをめざしたものにほかならない。2010年度予算案では、保育料の大幅値上げや市立病院と保育園の廃止・民営化、自動車図書館廃止などをすすめる市長である。どうにも危険性を感じるのは、ボクだけではないだろう。
« 名護市長「絶対許さない」 陸上案検討の政府を批判 | トップページ | MEGAQUAKE 巨大地震 第4回 TSUNAMI 襲来の悪夢 »
「政治」カテゴリの記事
- 衆院本会議 石破首相 初の代表質問 公認方針などで論戦(2024.10.07)
- 「北海道内4港、日米演習で使用 10月23日から 釧路は米部隊輸送」「着眼点と調査力 本領発揮 JCJ賞贈賞式 「赤旗」日曜版に大賞」(2024.10.06)
- 「8番目の男」、教育機関への公的支出割合、日本はワースト2位…OECDが発表(2024.10.05)
- 石破首相、裏金問題を陳謝 「信頼取り戻す」所信表明演説(2024.10.04)
- 石破茂新首相が会長だった石破派(水月会、9月解散)が、政治資金パーティー収入を6年間で計140万円分、収支報告書に過少記載した疑いが判明(2024.10.03)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 河村名古屋市長の議員半減案のおどろき:
» 地方主権とかなんとかに注意が必要 [飯大蔵の言いたい事]
名古屋の市長は税金を減らすとかで話題になっているが、議員も半減させるそうで、危険な臭いがする。
サンデープロジェクトにはテレビに出るとは思えない中田元横浜市長も出て、地方主権を言っていたような。... [続きを読む]
« 名護市長「絶対許さない」 陸上案検討の政府を批判 | トップページ | MEGAQUAKE 巨大地震 第4回 TSUNAMI 襲来の悪夢 »
コメント