少年たちは戦場へ送られた
今日の午前中、放送されていた民間放送教育協会のドキュメントスペシャル。毎年、この2月の祝日にやっているけれど、そう言えば、去年も、一昨年も見たかな。
満蒙開拓青少年義勇軍は、第二次大戦中、満州へ送り出された10代半ばの少年たちです。「満洲へ行けば地主になれる」、貧しい農家の子どもたちは、希望を抱いて海を渡ります。“頓所中隊”は、教師だった頓所好文(とんどころ・よしふみ)が率いた200人の中隊で、長野県の北部を中心に集められました。終戦の一年前、1944年(昭和19)6月に渡満。少年たちは日々開拓と訓練に勤しみます。しかし、1945年(昭和20)8月9日、ソ連軍が満州に侵攻。軍にも見棄てられ、深い山中に入り決死の逃避行が始まりました。食料もなく、多くの仲間が命を落とします。そして、祖国をめざす少年たちを待ち受けていたのは、さらに苛酷な収容所生活でした。戦後、生きて還ったのは半数に満たない82名です。
テーマは、タイトルの通りだ。この時期、日本軍は、絶対的な兵士不足を補うために、こういう形で少年たちを、満州の「防衛」にかり出したのだ。文字通り、捨て石として。その足跡を、生き残った子どもと、子どもたちを率いた教師が残した子どもが、追う。満州での日本軍の支配の実態を織り交ぜながら、この国が、子どもたちに何をしたのかを、静かに、しかし、激しく問いかける。数々の証言は、貴重なもの。この体験のうえに憲法9条がある。
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私の亡き父も少年義勇軍の一員として満州に渡り、大陸で牧場をとの夢を抱いてたのが終戦で過酷な逃避行の末帰国しました。
軍属でないという事で補償も満足に得られずに一生を苦労続きで終えました。
これはジャップ[日本政府]の大罪として広く報じて欲しいモノです。
投稿: アキノリ | 2010/02/22 09:20