いま基地が問われている
ニュースをいろいろチェックしていると、改めて基地というものが問われていると思う。
九州防衛局 日出生台米軍実弾訓練を前に 現地対策本部を設置 反対住民は監視センター(大分合同)在沖縄米海兵隊による日出生台演習場での実弾射撃訓練で、22日に先発隊が現地入りするのを前に、九州防衛局や県、地元2市町が20日、訓練中の巡回などを行う現地対策本部や連絡事務所を演習場内とその周辺に開いた。訓練縮小や廃止を求める市民団体「ローカルネット大分・日出生台」も同日、演習場を望む空き地に監視センターを設置した。…
この訓練は、沖縄の「県道越え」が移転されたものだ。しかし、この部隊もグアム移転がとりざさされている。問題は、このままでは、この訓練がそのまま続けられるのかどうかだ。いまのところは、移転の話はないようだ。しかも、訓練の内容は、今回も、拡充している。なぜ、日本でおこなわれるのか。
こんな記事もあった。
F15 6機が早朝離陸 嘉手納基地 12機演習参加へ(沖縄タイムス)米ネバダ州ネリス空軍基地で行われる大規模演習「レッドフラッグ」に参加する嘉手納基地所属第44戦闘飛行中隊のF15戦闘機6機が20日、米本土へ向けて離陸した。同基地報道部が発表した。
嘉手納町役場基地渉外課の計測によると、同基地滑走路に近い同町屋良区では同日午前6時11分に最高値92・4デシベルを測定。早朝の騒音に町民から苦情が寄せられたという。
嘉手納基地報道部は6機のF15が午前6時すぎに離陸したと説明している。町の計測では同地区で午前6時7分の91・8デシベルを皮切りに、同14分までに82デシベル以上を8回記録した。…
深夜や早朝の発着は、アメリカ側が必要なとき以外はやらないという取り決めになっている。嘉手納の負担軽減の実態はこういうものなのだ。基地は、沖縄でも大分でも、住民の安心した生活を奪っている。
問題は普天間だけではない。いま基地が、そしてそのような基地の”自由”を保障している日米安保のあり方そのものがあらためて問われているのだ。
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