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2010/01/25

近頃の若者はなぜダメなのか 携帯世代と「新村社会」

0285ce949521edbfa295ff31309433ec5d9 何となく、書店で手にとって、買って読んだ本。こういう表題だけれど、必ずしも若者をバッシングしたものではない。広告会社につとめる著者が、若者文化の実相を携帯電話を軸に描いたもの。そこには
 「ケータイは、ポケットにむき出しの刃物を入れている気分です」(16歳・女子高校生)
 「渋谷に行くと必ず誰かに会っちゃって面倒だから行きたくない」(17歳・男子高校生)
 「メアドより電話番号を知っているかが、親しさの境界線だと思う」(15歳・女子高校生)
 ある種、抑圧的とも言える人間関係の有様が明らかにされている。
 若者をふくめ、いまの社会の文化の変容が、若者の生活や生き方そのものを変え、生きづらさの大きな背景に注目することはとても大事なことだと思う。その意味では、いろいろ知ることができるし、示唆に富む。

 ただ、おもしろいのは前半で、後半は、ちょっと「?」というのがボクの感想。結局、携帯がつくりだした新村社会が、どんな問題をはらんでいて、どんな可能性があるのかという分析が、彼の価値観で左右されていて、やや薄っぺらい。携帯がつくりだした文化といっても、若者と携帯だけが、その文化をつくりだすわけではない。その背景には若者の暮らし・生活そのものがあるわけだし、携帯そのものも、そのまま若者の前に置かれているわけではなく、携帯会社、メーカー、流通、広告、コンテンツの会社などなど。結局、そういうすべてを視野におき、その構造を意識しないと、「文化」そのものが、どのようなものなのかを解き明かすには、いろいろ限界があるようで。
 だから、著者は、若者をめぐって、「反若者」と「反社会・大人」という不毛な二項対立になってしまうと言ってしまう。あたかも、先入観のない若者理解のように見えるが、そこで見えなくなるものがあるように思えるのだ。

 もで、おどろくような若者をとりまく文化の変化の1つの側面を描いているのは事実。それなりに勉強にはなったと思う。

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