現代日本と沖縄
新崎盛暉さんが10年ほど前に書いたこの本を読んだ。沖縄の現代史のおさらいみたいなものだけれども、あらためて、沖縄が戦後、米軍の直接支配におかれたことのもつ意味を学ばされた。とくに、サンフランシスコ平和条約3条のもとにある沖縄と、安保条約のもとにある日本本土という形での支配。それは、アメリカの地位の低下と沖縄支配の破綻、なによりもたたかいの広がりのなかで、返還ということがおこなわれ、そのもとでも沖縄の基地を維持するためにとられた方策などについて。
大田時代の基地の縮小・整理から、現在抱える、矛盾の大きさと沖縄の主張の変化なども考えさせられるものでもあるのだと思う。現在の沖縄と安保の問題を、歴史的にどう考えるのか。1つの材料を提示してくれている本でもあった。
« 剣岳 点の記 | トップページ | 第900回日本軍「慰安婦」問題解決のための 定期水曜デモ声明書 »
「平和」カテゴリの記事
- 23年度予算が成立 過去最大114兆円―岸田首相「物価高、切れ目なく対応」(2023.03.28)
- 国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのか(2023.03.26)
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 自衛隊と米軍 日本海上空や海上で共同訓練実施と発表(2023.03.19)
- (社説)日韓首脳会談 新たな協力築く一歩に(朝日新聞) うーん。(2023.03.17)
「読書」カテゴリの記事
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 大江さん逝く(2023.03.13)
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
- 『もうひとつの戦場』 見つからない(2023.03.02)
- 「デニー知事と考える 沖縄と日本の安全保障」(2023.02.08)
「政治」カテゴリの記事
- 23年度予算が成立 過去最大114兆円―岸田首相「物価高、切れ目なく対応」(2023.03.28)
- 現場へ!)どうなる寄宿舎:1 支援学校、自立の場に危機(2023.03.27)
- 国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのか(2023.03.26)
- 生活保護支給額引き下げを取り消す判決 和歌山地裁(2023.03.24)
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
「沖縄」カテゴリの記事
- 国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのか(2023.03.26)
- 「フェンス」(2023.03.20)
- 石垣に陸自駐屯地開設 「緊張高める」懸念強く 南西防衛 大きな節目(2023.03.16)
- 「基地の街 女たちの声なき声 〜あるアメリカ人弁護士の闘い〜」(2023.02.20)
- 防衛強化 安全担保せず 宮本元中国大使に聞く 信頼醸成へ日中対話重要(2023.02.14)
「歴史」カテゴリの記事
- 国際法の視点から植民地支配責任を考える――「徴用工」問題に私たちはどう向き合うのか(2023.03.26)
- 『児童福祉の戦後史 孤児院から児童養護施設へ』(2023.03.23)
- 「フェンス」(2023.03.20)
- (社説)日韓首脳会談 新たな協力築く一歩に(朝日新聞) うーん。(2023.03.17)
- 『学びのきほん フェミニズムがひらいた道 』(2023.03.10)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 現代日本と沖縄:
» 考えるべきは沖縄米軍基地問題の本質! [ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw]
★考えるべきは沖縄米軍基地問題の本質!画像はクリックで拡大します。民主党と連立与 [続きを読む]
コメント