現代日本と沖縄
新崎盛暉さんが10年ほど前に書いたこの本を読んだ。沖縄の現代史のおさらいみたいなものだけれども、あらためて、沖縄が戦後、米軍の直接支配におかれたことのもつ意味を学ばされた。とくに、サンフランシスコ平和条約3条のもとにある沖縄と、安保条約のもとにある日本本土という形での支配。それは、アメリカの地位の低下と沖縄支配の破綻、なによりもたたかいの広がりのなかで、返還ということがおこなわれ、そのもとでも沖縄の基地を維持するためにとられた方策などについて。
大田時代の基地の縮小・整理から、現在抱える、矛盾の大きさと沖縄の主張の変化なども考えさせられるものでもあるのだと思う。現在の沖縄と安保の問題を、歴史的にどう考えるのか。1つの材料を提示してくれている本でもあった。
« 剣岳 点の記 | トップページ | 第900回日本軍「慰安婦」問題解決のための 定期水曜デモ声明書 »
「平和」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
「読書」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
- 木原稔防衛相、終戦の日に靖国神社に参拝 韓国「時代錯誤的」と反発 :「ニライカナイには行けない」(2024.08.15)
- 9月号ができています(2024.08.12)
- 『沖縄県知事 島田叡と沖縄戦』と「島守の塔」(2024.07.28)
「政治」カテゴリの記事
- 「日米軍事同盟・「戦争する国」づくりの新段階」 日米の統制の一体化などなど(2024.09.14)
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 赤旗日曜版にJCJ大賞 自民派閥の政治資金不記載(2024.09.09)
「沖縄」カテゴリの記事
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 沖縄県の原告適格性、二審でも認めず 県は上告を検討 高裁那覇支部 新基地建設を巡る県と国の14訴訟で最後の係争案件 玉城デニー知事「残念」(2024.09.03)
- 自衛隊、宮古・八重山や奄美に新拠点検討 2025年度の概算要求 訓練場や補給の適地有無を調査 2027年度には那覇に対空電子戦部隊(2024.08.31)
- 連載「未完」の辺野古 「辺野古移設は最悪のシナリオ」 在沖縄米軍幹部の語った本音(2024.08.26)
- 辺野古 大浦湾で着工強行 完成見通しなく海破壊 海底にくいを打ち込み(2024.08.21)
「歴史」カテゴリの記事
- PFAS 公害裁判 そしてトラツバ(2024.09.12)
- 10月号ができました(2024.09.11)
- 「エイジアン・ブルー 浮島丸サコン」(2024.09.10)
- 関東大震災の朝鮮人虐殺、否定論やまず 公的記録、相次ぐ「発掘」(2024.08.30)
- 「歴史抹殺の態度を変えさせなければ」8月31日に都内で関東大震災朝鮮人・中国人虐殺犠牲者の追悼大会(2024.08.25)
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 現代日本と沖縄:
» 考えるべきは沖縄米軍基地問題の本質! [ようこそイサオプロダクトワールドへisao-pw]
★考えるべきは沖縄米軍基地問題の本質!画像はクリックで拡大します。民主党と連立与 [続きを読む]
コメント