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2010/01/19

改定安保 署名から50年

 今日は、改定安保条約に当時の首相・岸信介が署名して50年。鳩山首相が談話を発表している。日本が「経済発展を享受できたのは、日米安保体制があったからと言っても過言ではありません」「日米安保体制に基づく米軍の抑止力は、……我が国が、その平和と安全を確保していく上で、自らの防衛力と相俟って、引き続き大きな役割を果たしていく」「アジア太平洋地域全体の平和と繁栄にも引き続き不可欠である」と言う。基本的には退場した自公政権と何の変わりもない。

 新聞も特集を組む。驚いたの朝日新聞で、薬師寺政治部長を司会に、岡本行夫、山口昇、長島昭久の三氏が政府の立場を代弁する。そこには、この日米関係50年に対して、批判的な視点はいっさいない。
 社説も見てみた。「安保改定50年―「同盟も、9条も」の効用」(朝日)、「安保改定50年 重層的深化の実上げよ」(毎日)は、日米同盟を前提にしながら、中途半端なもの。「安保改定50年 新たな日米同盟を構築したい」(読売)、「日米安保50年 普天間決着し空洞化防げ」と、一層の強化と普天間問題の米側ので解決を訴える。

 地方紙はどうだろうか? 「[日米安保改定50年]沖縄の負担軽減本気で」(沖縄タイムス)、「安保改定50年 世界の安定に生かす」(信濃毎日)など、日米安保の現状への批判と、新しい視点の必要性を訴えている。

 日米同盟の現状をそのまま前提にした議論は、思考停止としか言いようがない。アメリカの軍事関係者の視点で、いくら日米同盟は不変で重要だと言っても、そこに、本当に日本の未来が見えるとは思えない、冷静な目で考えれば、現在の普天間など基地の問題は、安保条約のあり方、ふさわしい日米関係のあり方を問いかけることにむすびつかざるをえないのではのか。そんな政治とメディアのあり方を考えさせられる。

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コメント

朝日は安保の価値を認めながら
自社が改正に反対しことを隠蔽していますな。
『A級戦犯だった岸首相』が正しかったとは書きたくないのでしょうか。

投稿: やまかわ | 2010/01/21 22:46

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