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2009/12/01

「対等な日米関係」――少し考えたこと

 法政の児美川先生のブログを見ていて、考えさせられたことがあった。Nスペと題したそのエントリーでは、NHKスペシャルの「永田町―権力の興亡」について書いていた。彼は今年の春まで、オーストラリアに留学していたわけだけれども、向こうでも同じような番組があるそうだ。でも決定的な違いは、向こうの番組では、ブッシュやブレアなど外国の政治家も出てくるということだそうだ。
 つまり、外交というのが日本の場合、政治のありようを揺さぶるような、大きな要因にならないということだと思う。対米追随というのは自公政権のもとでは、当然の前提とされてきたわけであり、そのことをメディアも問いかけることはなかったということか。

 いま鳩山政権のもとで、少なくとも普天間で、これだけ揺れ、そして思いやり予算がこれだけ話題になるというのは、そういう意味では画期的なことなのかもしれないとも思ってしまう。新しい歴史の局面であることは事実だろう。もちろん、それは必ずしも変革の方向とまでは言えなくても。
 だから、「対等な日米関係」を考えていく上でも、日米同盟とは何なのかについてよく考えることが大事になっているのかもしれないなあとも思う。一口に軍事同盟といっても(そもそも軍事同盟そのものが時代遅れになっているのは前提ではあるけれども)、いろいろな性格をもったものがあるし、そのなかでも日米同盟というものはかなり特異なものである。しかし、その異常さはあまり国民的にはあきらかにされていない。思いやり予算の実相もそうだし、昨日書いた、米兵により事故の補償の問題などもそうだろう。
 ほかの人のブログのように、少し、備忘録的に、この問題をメモして蓄積していこうかななどもと思ったりするんだけれどね。やること多いし。

 今日沖縄密約をめぐる裁判での証言もあったけれど、タイムスには次のような記事があった。

肩代わり「私が見積もり」 原状回復費 返還密約 旧大蔵省課長補佐証言/元運輸相森田氏 具体的経緯裏付け(沖縄タイムス)

 1972年の沖縄返還をめぐり、米軍基地の原状回復費400万ドルを日本側が肩代わりしたとする密約で、旧大蔵省主計局で同問題を担当した森田一元運輸相(75)が本紙の取材に、「私が沖縄で費用の見積もりをした」と証言。400万ドルが「密約」となった経緯を明らかにした。大蔵省は米側に支払わせるよう外務省に要請したが、米国への請求を困難視した外務省が、費用を事実上肩代わりする案を提示してきたという。…

 これも思いやり予算に至る、日米同盟の異常がどのように形成されたのかの歴史の証言であるのだろうけれども。

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