高校生の声を国会に届けるクリスマス行動
今日は、午前中から、国会へ。大阪の高校生に笑顔をくださいの会と「お金がないと学校に行けないの」首都圏高校生集会実行委員会が開催した、表題の行動を傍聴するため。
まずは、院内集会 「高校生の声を国会に届ける集会」。共産党の宮本議員と、社民党の辻元副大臣と服部議員が参加して、高校生の声を聞く。社民党は挨拶だけ。宮本議員は最後まで高校生の声を聞いた。
50人近い高校生たちの、1つひとつの発言は、重く、聞いていて胸が一杯になった。経済的な困難もある、母子家庭、父親のリストラや失業…。それだけれはなく、競争的で排他的な教育に傷ついたすえの不登校、しかし、いまの教育制度のなかには、こうした子どもを支えるような仕組みは、十分ではない。
バイトに追われる高校生。そこでは、ルールなき働かされ方が蔓延する。「キャリア教育」で働く能力が言われるなかで、現実にすすんでいるのは、高校生の使い捨て…。そして、そのバイトすら、競争である。そして、その先にある未来とは、どんなものであろうか。
それでも、彼ら彼女らは、圧倒的に明るく、元気で、豊かなパフォーマンスも見せてくれる。彼ら彼女らは輝いている。
昼には、厚生労働省前「若者の就職を保障してください」アピール。高校生、サポーター、そして、笑顔をくださいのOBが、発言をした。このOBの発言、昨年、橋下知事とはげしい議論をした若者の発言が心を打った。ボクなどには想像できないぐらい、たくさんの苦しみや困難を背負いながらの彼女の訴えは、人間として尊重される社会なのかを問いかけるものだった。
宮本さんと少し話をしたとき、大人の責任ということを彼は繰り返し言った。そのとおりで、ボクらは、彼ら彼女らの訴えに応えて、どれだけの活動ができているのだろうか。ほんとうに、教育を無償化し、困難を解決するような、説得力ある政策や構想を提示し、社会的な合意をかちとっていけるようなことができているのだろうか。
ウダウダしてはいけないなあ。もっと、がんばらなければ。たたかわなければと、強い思いをもった集会だった。
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