「学校から社会へ」…若者就労支援の実態と課題PART2
一昨日は、午前中は会議、午後から、表題の全進研の学習会に。夏の大会でのシンポジウムの続き。
今回は、文化学習共同の佐藤洋作さんがわりかしたっぷり報告。まず、先日のNHKの番組を映して、それから、その解説。佐藤さんの言いたいことは、日本のとりくみは、あまりにも小さく、そして出発点についたばかりということ。
つづいて、法政の樋口さんが、ふたたび、若者に支援はとどいているのか、つまり日本ではなぜ、とどかないのかという問題設定から、たんじゅんに北欧をモデルにするには、乖離がありすぎて、日本の現状から、どこが欠けているのかという問題を積み上げていく。
法政の平塚さんの報告は、若者から聞き取った話をもとにしながら、若者たちが、だれともつながれなくなったところから、いろいろな問題が生まれることや、人間関係をむすんでいく出発点は、まずとりあえずの関係からはじまっていること。北欧の取り組みとしては、そういう社会から関係が切れた若者たちを、とにかくしつこく追いかけて、関係をつくるとりくみがあることや、その基盤として、親元からまず出て行く社会制度があることなのを話された。
困難な若者の支援という問題と、もう少し広く、若者の困難をどう支援していくのかという問題、縦軸に働く働けないという問題、横軸に、自立という問題があって、なかなか複雑な話になってしまうので、議論そのものがかみ合っていたかどうかは別だけれど、討論でもいろいろなとりくみが出されて、話されている内容は1つひとつがとても興味深く、おもしろかった。
いろいろ若者をめぐっては、いろいろな議論がありすぎる。
なかなかボクなんかが発するような言葉は、いろんな人に届かない。そのもどかしさは、ものすごく感じながら、それでも、がんばって追い続けなければならないテーマでもあって。冬休みの宿題だけれど、いろいろ課題があって、そこまで届くのかどうかはちょっと自信はないのだけれども。
結局、その夜は、いつものごとく、だらだらと飲み続けることになるのであった。
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